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正月が楽しみになる絶品おせち

新年の一家だんらんに欠かせないおせち料理。食材と製法にこだわる自然派料理店や、100年以上の歴史を誇る老舗の駅弁専門店、有名店で修業した店主が腕を振るう中華料理店が手がけるこだわりの祝い膳で、いつもと違うお正月を迎えませんか。

手作りのぬくもりが詰まったお重を堪能する(amasora 自然派料理)

JR「芦屋」駅から徒歩約10分、鳴尾御影線沿いにたたずむ「amasora 自然派料理」では手作りの弁当や総菜、スイーツを販売。白を基調とした店内のショーケースには、旬の野菜を使った色鮮やかな品が並びます。オーナーシェフは、洋菓子店「ダニエル」でパティシエとして修業を積んだ池尻彩子さん。旬を大切に生産者から直接仕入れた新鮮な食材を、発酵など自然の力を生かして調理。家庭料理のようなぬくもりが感じられる総菜は、健康志向の人はもちろん、自分へのご褒美として買い求める人も多いといいます。

おせち料理は2018(平成30)年の創業時から、数量限定で毎年販売しています。「お正月は家族みんなで集まる時間を大切にしてほしいので、ボリュームのある4~6人分の3段重を用意しています」と池尻さん。干支(えと)のイラストが描かれた重箱のふたを開けると、エビのうま煮、数の子、キンカンの甘露煮などぱっと気分が華やぐ彩り美しい料理から、黒豆や田作りといった定番料理まで約20品が詰まっています。今年の目玉は北海道産マツタケと函館産白口浜真昆布のつくだ煮。良質なマツタケが手に入ったことから、それに合う昆布を探し求めたそうです。

「元旦に一番おいしい状態で食べられるよう作っています。調味料にはこうじや厳選したしょうゆを使用し、最小限の味付けでしっかり味が感じられることを意識しています」。食材や製法のこだわりが詰め込まれた高級おせちでリッチなお正月を満喫してみては。

昨年の「三段重」。今年は6万円で、電話と店頭で予約を受け付けています。受け取りは店頭のみで、大みそかの13:00~17:00。
重箱のふたには画家、松本尚さんの手描きの縁起絵が入ります。今年の絵柄は受取日までのお楽しみ。1年目から集め、毎年楽しみにしているファンもいるそうです。
ショーケースでは総菜と共に、旬の果物を使ったジャムやタルトが並びます。
アマソラ 自然派料理
芦屋市宮塚町15-5  三楽レジデンス1F
TEL:0797-61-8551
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜、不定休
アクセス:JR「芦屋」駅から徒歩約10分
HP:https://www.amasora.com/
マップ:https://maps.app.goo.gl/pyCJJXaQ2o3VaZsq6

特別な駅弁を自宅でいただく(株式会社淡路屋)

創業120年の駅弁専門店「株式会社淡路屋」では、おせち料理も販売していることをご存じでしょうか。保存食という共通点の下、約30年前から提供しており、2年前にラインアップに加わったのが「駅弁おせち 卯兵衛」。駅弁で使用される経木折に入り、自宅で旅気分を楽しめる唯一無二の商品です。

コロナ禍で駅弁の売り上げは落ち、駅構内の店舗も休業するといった苦境に直面する中で、「駅弁の文化を伝えていきたいという思いがあり、駅弁屋らしいおせち料理を作りました」と営業部部長の勝川直樹さんは振り返ります。但馬牛、香住ガニの爪、丹波産黒豆など兵庫県の特産品を取り入れながら、伝統的なおせち料理に仕上げています。栗きんとんと黒豆は、同社の看板商品「ひっぱりだこ飯」の壺にちなんだ金色のおちょこに盛り付けるというユニークなポイントも見逃せません。

仕切りを使わず立てて詰めていることも特長で、料理が固定され、立体的かつ豪華な雰囲気になるといいます。「ふたを開けた時の驚きや喜びにつながればと考えました。彩りよく見えるよう配置にも工夫しています」。魚介や煮物類は社内で家庭の味に近づけて調理し、味がよくなじむよう焼きたてをすぐに真空冷却。駅弁で培ってきた保存のノウハウは、おせち料理にもしっかりと生かされています。

2人前の「駅弁おせち 卯兵衛」(1万3,000円)は、全27品で構成。おせちはいずれも配送(12月31日着)のみで、価格は送料込み。電話、オンラインショップで12月25日まで予約を受け付けています。
3人前の「和風二段重 雅」(2万1,600円)。全36品。
3~4人前の「和風三段重 舞」(3万2,400円)。全42品。
株式会社淡路屋
神戸市東灘区魚崎南町3-6-18
TEL:078- 431-1682
HP:https://www.awajiya.co.jp/

縁起物を取り入れた本格中華を味わう(中華酒膳 聖龍)

神戸・垂水にある「中華酒膳 聖龍」は、日本に四川料理を広めた料理人、陳健民さんのレシピによる麻婆豆腐をはじめ、熟練の技が求められる飾り切りやクルミの飴炊きなどを提供する本格中華料理店。店主の江東聖剛さんは、陳さんが立ち上げた「四川飯店」の各店舗で修業した経歴の持ち主です。

その後、新神戸オリエンタルホテルの中華料理店を経て、1999(平成11)年に自分の店を持つことに。「初めて迎えた年末は、おせち料理は販売しませんでしたが、個人的な依頼が20件近く集まったので、翌年から本格的に始めました」

全長15~20㎝ほどの特大の伊勢エビが存在感を放つおせちは、大きな円形容器に詰められた約5人前。クラゲ、きゅうりの甘酢、チャーシュー、ごま団子、カニ爪、黒豆、栗の金木犀漬け、数の子、広東シューマイ、鳥の燻製(くんせい)など約20品がぎっしりと詰め込まれ、中国の縁起物の桃餅も入っています。昨年は卵の蒸し物やモッツァレラチーズの燻製(くんせい)を加えるなど、毎年少しずつメニューに変化を付けています。味が濃すぎることなくあっさりとして食べやすいのも好評で、大みそかに受け取り、その日のうちに食べ切ってしまうというリピーターもいるのだとか。「和食のおせち料理が苦手な子どもにも人気です。家族みんなで楽しく食べてもらえるとうれしいです」

2万5,800円。予約は店頭、電話で受け付けています。受け取りは店頭のみで、大みそかの10:00~12:00。
江東さんが作る味を求めて、遠方からもお客が来るそうです。
店内には陳健一さんのサインも飾られています。
中華酒膳 聖龍
神戸市垂水区日向2-5-24
TEL:078-708-3238
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30)、17:30~20:30(L.O.20:00)
定休日:月曜、火曜
席数:カウンター8席、テーブル12席
アクセス:JR「垂水」駅または山陽「山陽垂水」駅から徒歩約10分
マップ:https://maps.app.goo.gl/5Sdi5KrGrVyhJN6AA
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