非常時のためにローリングストックを実践

ローリングストックとは、普段から少し多めに食材や加工品を備蓄しておき、それを定期的に消費し、その都度買い足して新しいものに入れ替え、いざというときに役立てる方法のことです。備蓄品は、病気や災害時などの出番がないまま、いつの間にか賞味期限が切れ、必要な時には食べられないというケースも。定期的な賞味期限の確認は、期限切れによる廃棄を防ぐことにもつながります。日頃の食卓に備蓄品を取り入れることで、非常時でも日常に近い食生活を送ることができ、安心感にもつながるといわれています。

神戸ビーフでリッチな味を実現

神戸・三宮にある精肉店「Nick」では、神戸ビーフを使った缶詰2種を店頭、オンラインショップで販売しています。

「神戸牛のグリル缶詰」(1,680円)は、味付けを塩とこしょうのみにすることで素材のうまみを際立たせ、ほろほろになるまでじっくりと煮込んでいます。肉本来の味を堪能でき、ビールやワインともよく合います。 「神戸ビーフのカレー缶詰」(1,380円) は、神戸ビーフのすじ肉をコリアンダー、ガラムマサラ、クミンといったスパイスなどと一緒に24時間以上煮込んだ後、さらに丸一日熟成させたこだわりの品。ご飯のお供としてはもちろん、パンとも好相性です。

日本海のホタルイカをつくだ煮に加工

香美町にある株式会社ハマダセイでは、日本海で水揚げされたホタルイカをつくだ煮風に仕上げた缶詰を販売しています。しょうゆベースのたれに漬けた「ほたるいか 醤油味」(648円)と、味噌ベースのたれに漬け込んだ「ほたるいか 味噌味」(648円)の2種をラインアップ。米と一緒に炊くだけでホタルイカの炊き込みご飯が簡単に作れる便利な一品です。オンラインショップで販売。

播磨灘のカキのうまみを一缶に

たつの市にある津田宇水産株式会社の「牡蠣のしょうゆ煮」(650円)は、播磨灘に面する室津で水揚げされたカキをしょうゆで煮込んでいます。缶にうまみをしっかり閉じ込めているため、小皿に移して電子レンジで温めるだけでおいしくいただけ、さらにパスタとあえたり、米と一緒に炊いてかき飯にしたりとアレンジも楽しめます。アウトドアでも使いやすいよう、缶のまま直火で温めることも可能。オリーブとニンニクで味付けした「牡蠣のアヒージョ」(750円)もあります。オンラインショップで販売していますが、現在は2種とも品切れ状態で、4月下旬から再販予定。

瀬戸内の穴子を高級茶わん蒸しに昇華

高砂市の結婚式場「ウェディングパレス鹿島殿」にある「日本料理かしま」の料理長が監修した「高砂名物 焼き穴子 茶わんむし」(1,500円) は、全国でも珍しい茶わん蒸しの缶詰。高砂特産の焼き穴子、鶏肉、ギンナン、ギンナンをすりつぶして成形した銀杏麩(ぎんなんふ)、かまぼこ、シイタケ、ユリ根、ユズが入っています。じっくり煮込むことで素材のうまみがだしに溶け込み、煮汁の量や卵生地の色合いなど見た目にもこだわった逸品です。湯煎して温めた状態はもちろん、非常時には常温のままでもおいしくいただけます。オンラインショップで購入できるほか、高砂市のふるさと納税の返礼品としても入手可能です。