五感で楽しめる「UCCコーヒー博物館」で特別な夏休み

日本で唯一のコーヒー専門の博物館「UCCコーヒー博物館」が2026(令和8)年7月1日、大人も子どもも学びながら楽しめる体験型テーマパークとして約6年ぶりにリニューアルオープンしました。涼しい館内で、おいしくてためになる夏の一日を過ごしませんか。

知的好奇心を刺激する立体展示

神戸市で創業したUCCジャパン㈱が運営する「UCCコーヒー博物館」は、1987(昭和62)年10月1日のコーヒーの日、ポートアイランドに誕生。コロナ禍からの休館を経て今夏、コーヒーのテーマパークとして進化を遂げ再オープンしました。

エントランスでは青々と茂るコーヒーの木がお出迎え。一瞬にしてコーヒーの豊かな香りに包まれます。オリジナルグッズがずらりと並ぶミュージアムショップ、世界初のミルク入り缶コーヒー1号缶の展示などを眺めながらアトリウムへ。コーヒーの粉を漉(す)き込んだ和紙のアートを見上げつつエスカレーターで4階へ上がると、スロープを下りながらコーヒーの過去から未来へとたどる展示の始まりです。

展示エリアは7つのゾーンに分かれています。「起源」「栽培」「鑑定」「焙煎」「抽出」「文化」「未来」の順で巡る空間には、ブラジルの農園で交わされる農家夫婦の会話や豆がパチパチと弾ける焙煎音が響き、没入感たっぷり。巨大な焙煎機や世界各地の抽出器具、美しいコーヒーカップを間近で観察しながらコーヒー文化の豊かさに思いをはせたり、コーヒー豆を詰めた麻袋の引き上げ体験などに労働者の苦労を知ったりと、知的好奇心をくすぐる立体展示が続きます。

「1本の木から採れるコーヒーチェリーは年間約3kg。生豆にすると500g、さらに焙煎するとわずか400gになり、コーヒー約40杯分に相当します」という館長の栄秀文さんの説明から、普段何気なく飲んでいる一杯の価値に気付かされます。

展示のラストは新設の「未来ゾーン」です。気候変動により生産量の減少が懸念される「コーヒーの2050年問題」、味や香り、健康効果をひも解く「おいしさの科学」などのパネル展示は、夏休みの自由研究のヒントにも。

さらにゲーム感覚で楽しめる「コーヒータイプ診断」も見逃せません。食の好みや行動に関する簡単な質問の答えをカルテに記入して診断装置に入れると「マイコーヒーモンスター」が出現し、おすすめのコーヒーを教えてくれます。友人や家族と盛り上がること間違いなしです。

エントランスはガラス張りの温室。コーヒーの木の成長に最適な温度23度前後、湿度85%に保たれています。
「鑑定ゾーン」ではロープを使った麻袋の引き上げ体験ができます。
不定期で館長によるガイドツアーも開催。バケツに入ったコーヒーチェリー(模型)約3kgは、1本の木の年間収穫量に相当します。
「未来ゾーン」のコーヒータイプ診断。サイネージに表示された「マイコーヒーモンスター」のスタンプをカルテに押して、来館の記念品に。

リニューアルのポイントは多彩な体験プログラム

予約をすれば、近くにある「UCCコーヒーアカデミー 神戸校」のプログラムをアレンジした新登場の体験型コンテンツにも参加できます。

ワークショップルーム「Cube」では、3つのプログラムを用意。「お湯を注ぐ時は1円玉大の円を描くように」など、インストラクターが自宅でおいしく淹(い)れるコツを伝授してくれる「ペーパードリップ体験」(2,200円)をはじめ、産地が異なるコーヒーをブレンドして好みの味に仕上げる「ブレンドづくり体験」(2,750円)、泡立てたミルクを使って立体的なアートを描く「3Dラテアート体験」(1,650円)と、コーヒー好きの大人はもちろん、子どもも楽しめるラインアップです。

新設された「Lounge」では、コーヒーと食のペアリングを体験できます。ミュージアム限定の「COFFEE MUSEUM BLEND」に使われているエチオピア、コロンビア、ブラジル産のコーヒーとドライフルーツやナッツなどのフードを合わせる「イントロダクションコース」(2,200円)では、「ブラジルに干しいもを合わせると和菓子のような味わいに。思いがけないマリアージュに出合えるのがペアリングの醍醐味(だいごみ)です」と、講師が言語化しながら導いてくれます。

さらに「Studio」では手網で生豆を煎(い)る「コーヒー焙煎体験」(2,750円)、「テイスティングコーナー」では月替わりコーヒーの無料試飲も。7月は直営農園から空輸したハワイコナコーヒーの最高等級「エクストラファンシー」が味わえます。

親子で一緒に体験を楽しみながら学ぶ「親子発見コース」など、ホームページではおすすめコースの提案も。奥深いコーヒーの世界にどっぷりと浸る至福の時間が過ごせます。

「ペーパードリップ体験」のデモンストレーション。「粉やお湯はスケールで計量することが大切です」とインストラクターの水川佐保さん。
「3Dラテアート体験」では牛乳の泡で動物などを表現。写真はハリネズミ。
「イントロダクションコース」のペアリングに使われた「COFFEE MUSEUM BLEND」(豆または粉100g1,220円、ワンドリップコーヒー1袋240円)、「UCCコーヒー博物館 リーフクッキー缶」(6枚990円)はミュージアムショップで購入できます。
UCCコーヒー博物館
神戸市中央区港島中町6-6-2
TEL:非公開
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜、火曜(祝休日の場合は開館)
入館料:大人880円、小・中学生440円(要予約。体験料は別途必要)
アクセス:ポートライナー「南公園」駅から徒歩すぐ
HP:https://www.ucc.co.jp/museum/
※入館、各種体験の予約はHPから
マップ: https://maps.app.goo.gl/2Hi4Qn4VKR7vaaw96

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