Official SNS instagram facebook twitter
このサイトについて

バラエティー豊かな恵方巻き

江戸時代から明治時代にかけて、大阪の商人や芸妓たちが商売繁盛を願って食べるようになったと伝わる恵方巻き。卵、キュウリ、かんぴょうなどオーソドックスな具材もいいけれど、今年はひと味違った巻きずしで、福を呼び込みましょう。

兵庫県産の食材を取り入れた地場の巻きずし(ナナ・ファーム須磨)

神戸・須磨港のすぐそばにある「ナナ・ファーム須磨」は兵庫県内各地の農家から直接仕入れた農作物を使って地場の味を提供しています。毎年節分の日には、恵方巻き用に7種の巻きずしを販売。「いずれも須磨の河昌さんの上質なのりで巻いています。おすしの入ったパックを開けると、ふわっと磯の香りが広がります」と広報担当の神垣八千代さんは話します。

一番人気は「海鮮巻」(700円)。鮮魚部門の部長が神戸や大阪の市場から厳選して仕入れたタイやマグロ、サーモン、エビなどを巻いています。「特に瀬戸内もののタイがプリプリで絶品です」

また、今年初めて登場するのが、総菜部門で考えた新作2種。「但馬鶏の西京チキン巻」(780円)は、同店のお弁当のおかずとして人気がある「但馬鶏の西京焼き」を具材として採用したもので、弾力があるうまみたっぷりの但馬鶏を上品な味わいの白味噌で味付けています。「淡路の玉ねぎたっぷりツナマヨ巻」(700円)は、子どもに人気のツナマヨと淡路島産のタマネギ、レタスなどを合わせたヘルシーな一本。「生でも甘みのある淡路のタマネギのおいしさを知っていただけたら」と神垣さん。

この他、神戸の老舗卵焼き専門店「山田製玉部」の厚焼き卵と瀬戸内近海ものの焼き穴子を合わせた「上巻」(916円)、中トロをぜいたくに使った「トロ鉄火巻」(1,274円)、「並巻き」(592円)とバラエティーに富んだラインアップです。

予約は1月27日まで同店サービスカウンターで受け付けており、当日購入も可能。今年の節分は、素材にこだわった巻きずしで、“兵庫の味”を満喫しませんか。

新作の「淡路の玉ねぎたっぷりツナマヨ巻」(左)と「但馬鶏の西京チキン巻」。
毎年根強い人気の「海鮮巻」(右)と厚焼き卵が存在感を放つ「上巻」。
当日は鮮魚部門と総菜部門が朝から総出ですしを巻き続けるそう。「できたてをぜひ味わってください」と話す神垣さん。
ナナ・ファーム須磨
神戸市須磨区外浜町4-1-1
TEL:078-733-7722
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし
アクセス:JR「須磨海浜公園」駅から徒歩約15分
HP:https://www.nanafarm.com/
Instagram:https://www.instagram.com/nanafarm_official/?hl=ja
MAP:https://maps.app.goo.gl/JCEiFzhM6B3FgaVA6

酒粕を使った粕酢の招福巻(蔵の料亭 さかばやし)

灘五郷の蔵元の一つ、株式会社神戸酒心館が神戸市東灘区の敷地内で直営する日本料理店「蔵の料亭 さかばやし」は、地元の旬菜をはじめ自家製蕎麦や手作り豆豊など、日本酒に合う和食を提供しています。

毎年節分に持ち帰り限定で販売しているのが、酒粕で造った「粕酢」を酢飯に用いた「招福巻」(2,500円)です。「粕酢」は「赤酢」とも呼ばれる酢のこと。酒粕をじっくり熟成させて造り、うまみと芳しい風味が特長です。料理長の大谷直也さんは「一般的な米酢にありがちな“つん”とした感じがなく、口当たりが良くてとてもまろやか。兵庫県但馬地域の棚田で育てられたコシヒカリと合わせると、絶品のしゃりになります」と胸を張ります。

粕酢を混ぜ合わせた酢飯はほんのり赤みを帯び、とてもつややか。これを上質で香りの良い須磨のりに敷き、明石で水揚げされたアナゴを香ばしく焼き上げた焼き穴子、エビ、サーモン、厚焼き卵、キュウリ、シイタケをのせて丁寧に巻いていきます。「一年に1度しか味わえない特製の巻きずしです。日本酒とも相性が良く、特に、フルーティーで上品な味わいの純米吟醸がおすすめですよ」と大谷さん。

限定20本で完全予約制。電話またはFAXで1月15日から受け付け、2月3日16時~18時に店頭で受け渡し。蔵元らしい特別な酢を使った粋な巻きずしは、冷えた日本酒を注いだグラスを傾けながら、じっくり味わいたい逸品です。

特製の酢飯と共に彩り豊かな具材で構成された招福巻は、断面も美しく、食欲をそそります。
同社が誇る人気の日本酒「福寿 純米吟醸」と共に。絶妙なコンビネーションで、おいしさもぐっと増します。
明治時代に建てられた木造の酒蔵をリノベーションした店舗。
蔵の料亭 さかばやし
神戸市東灘区御影塚町1-8-17
TEL:078-841-2612
FAX:078-811-4141
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:30~21:00(L.O.20:00)
定休日:水曜
アクセス:阪神「石屋川」駅から徒歩約10分
HP:https://www.shushinkan.co.jp/sakabayashi/
MAP:https://maps.app.goo.gl/euY8bxMifnKLmqUD7

具だくさんのオリジナルキンパ(キンパ専門店 イルエ)

日本の巻きずしに飽きたなら、韓国の巻きずし「キンパ」はいかがですか。神戸市中央区の住宅街の一角にたたずむ「キンパ専門店 イルエ」では、定番から珍しいものまで、約10種のキンパを販売しています。

毎年、節分用に限定販売しているのが「えびす巻き」。ニンジンやキュウリなど野菜や卵を巻いた定番キンパに、同店で一番人気のあるプルコギを加えたボリューム満点の一品です。

「キンパは肉、野菜、卵などを一度に取れて栄養バランスが良いのが魅力です。うちのキンパは他の店に比べて具の量が多く、食べ応えがありますよ」と笑顔で話すのは、オーナーの泉さん。自身もキンパが大の好物。キンパ専用のきめ細かなのりをはじめ食材の一部は韓国から直接仕入れるとともに、韓国の流行をリサーチし、ヤンニョムチキンを使ったキンパなどオリジナルレシピも開発してきました。

ご飯は少し硬めに炊いた「秋田こまち」を使用。酢飯ではなく塩とごま油で味付けし、具材をのせて、日本の巻きずしと同様に巻きすで一本一本丁寧に巻き上げます。「具は作り置きせず少量ずつ調理し、オーダーを受けてから巻くので、いつでも作りたてのおいしさを味わっていただけます」と泉さん。

えびす巻きは節分の前日まで電話または来店で予約を受け付け、当日も別途数量限定で販売。他のバラエティーに富んだキンパも合わせると、食卓はぐっと華やぎます。

日本の巻きずしとは似て非なる隣国の味キンパは、マンネリ化した節分を一変してくれそうです。

野菜と肉がバランス良く盛り込まれた、具だくさんの「えびす巻き」(1本1,000円)。節分限定メニューです。
鶏肉のパンチの効いた甘辛い味付けが癖になる「ヤンニョムチキン」(1本900円、ハーフ450円)。
新作の「サムギョプサル」(1本900円、ハーフ450円)も人気。ヤンニョムジャンとコチュジャンで下味を付けています。
彩り良く盛り付けられたキンパは、見ているだけでも気分が上がります。
「これを機に日本の巻きずしとは違ったいろいろなキンパのおいしさを知っていただけたら」と話す泉さん(左)とスタッフの崔さん。
キンパ専門店 イルエ
神戸市中央区籠池通7-3-10
TEL:090-9119-9211
営業時間:月曜~金曜11:00~20:00(L.O. 19:30)、土曜10:30~18:30(L.O. 18:00)
定休日:日曜
アクセス:神戸市バス「熊内5丁目」下車すぐ
Instagram:https://www.instagram.com/irue_official_/
MAP:https://maps.app.goo.gl/RMJEjGK4aaXbR2MC6
Recent Articles