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選書サービスのある書店で運命の一冊に出合う

JR「伊丹」駅に程近い「ブックランドフレンズ」では、「本を読みたいけれど何を読めばいいのか分からない」という人のために選書サービスを行っています。4,000冊以上の選書実績がある店主の河田秀人さんと一緒に、今読むべき一冊を探しましょう。

きっかけはある常連客とのやりとり

2003(平成15)年に店を立ち上げた河田さん。開店から4年が過ぎた頃、内容を記したポップを見て購入した常連客から「あの本、今の自分の状況だからこそ心に響いた。すごく良かった」と話しかけられ、歩んでいる道やこれからの目標など、深い会話をする仲に。背景を知った上で、その人に合った本を薦めるうちに「フレンズは本を選んでくれる」と口コミで広がり、選書を希望する人が全国から訪れるようになりました。

以来、選書をしたお客は4,000人以上に上ります。「仕事がうまくいかない新人を励ますことができる本」「読書が苦手な人でも読みやすい本」「沈んでいる気持ちを上げる本」など、さまざまな要望に耳を傾けながら、一緒に本を探してきました。「お客さんの声を聞けるのはとてもうれしいこと。いい本に出合ってほしいという一心で選書サービスを続けています」と河田さんは話します。

選書サービスの始まりは、店内のポップを見た常連客が寄せてくれた熱い感想でした。

まずは話をじっくり聞くことから

選書サービスは、店頭でじっくりとお客の話を聞くことから始まります。読書が苦手な人には、冊数や頻度など、これまでの読書経験を聞きます。流行本くらいは読むという人には読みやすい本を紹介し、最後まで読み終えたことがない人には読書は楽しいと感じてもらうために児童書を選択します。「お話を聞いていると、娯楽や癒やしといったその人が求めるキーワードが見えてくるので、そのワードに当てはまる本を薦めます。本を好きになるには、読んで楽しかった、面白かったという成功体験を重ねることが大切です」

一方、自らの成長や悩み事の解決のために本を読みたいという人には、できるだけフランクな雰囲気で現況を聞くことを心がけているそうです。

「この夏のおすすめは、増山実さんの小説『百年の藍』と青山美智子さんの短編集『月曜日の抹茶カフェ』。前者は読むと頭に映像が浮かび、活字だけで興奮できる面白さ。後者は人と人のつながりが描かれており、自分も知らないうちに誰かの役に立っていると感じることができます」と河田さん。

本を開けば人生も開ける

同店には、「この本に出合えて良かった」「教えてくれた作家さんのファンになった」「本に書いてあることを実践してみた」など、かけがえのない一冊に巡り合えた人からの感想が送られてきます。お客さんの声が日々の糧という河田さんは、「本を開けば人生が開けます。一冊の本が運命を変えることもあります」とほほ笑みます。この夏、あなたも運命の一冊を見つけてみませんか。

店内には作家のコーナーも。紹介する作家は定期的に変わります。
ブックランドフレンズ
伊丹市伊丹2-5-10 アリオ21F
TEL:072-777-1200
営業時間:7:00~20:00(土曜、日曜、祝休日は9:30~)
定休日:なし
アクセス:JR「伊丹」駅から徒歩すぐ
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