阪急「夙川」駅から北へ10分ほど歩くと、緑の濃淡が鮮やかな一角が見えてきます。「vitary」は、オーナーの熊谷拓也さんがセレクトした多種多様な植物がそろうグリーンショップ。おしゃれで生命力あふれる緑で部屋を彩り、心に潤いを与えませんか。

インテリアとしても映える植物を

白を基調とした店内には、サイズもテイストもさまざまな鉢植えがぎっしりと並んでいます。どの植物も緑鮮やかで、強い生命力を感じさせます。「部屋に置かれた際にインテリアとしても映えるものを選んでいます」と熊谷さん。グリーン一本一本のクオリティーの高さはもちろんのこと、合わせた鉢や鉢スタンド、鉢カバーなどもセンスにあふれており、置いただけでいつもの部屋を素敵な空間に変えてくれそうです。

もともとは内装設計施工の会社に勤務し、店舗や住宅のリフォームを仕事としていた熊谷さん。その後、神戸の大型植物店などで園芸の経験を積み、2022（令和４）年3月に「vitary」をオープンしました。「設計業の経験を生かし、今は空間植栽設計という新しいジャンルを模索中です」と熊谷さん。グリーンの小売りだけでなく、住居や店舗の植栽プランニングも請け負っています。

置きたい場所に合わせて樹種を提案

「植物で部屋をおしゃれに変えたいけれど、どれにすればいいか分からない」という人には樹種の提案も。置きたい場所は明るいのか暗いのか、風通しは良いのか悪いのか、どのような家具を置いているのかなど、部屋の環境やテイストを伝えれば、最適な樹種と鉢を選んでくれます。「まずは置く場所の環境に耐えられる樹種であること。あとは、ウッディなテイストの部屋であれば、あえて無機質な材質の鉢を合わせたり、シンプルで美しい部屋には特徴のある個性的な樹種を選んだり。お客さまの住環境に合わせて、さまざまな視点から提案します」

また、植物は植え替えや剪定などの手入れが必要です。同店で購入した植物については、長持ちさせるための管理方法の相談にも気軽に乗ってくれます。