足指と足裏全体を使う歩き方こそが体を整える

buntaro®ブランド初のショップが、阪神「御影」駅前にある「KOBE RUBBER PLAYS. by buntaro®」です。店内に入ると目に飛び込んでくるのが、天井からつるされた色とりどりのサンダル。全て、鼻緒が付いたわらじ形をしています。

「かつて日本人は鼻緒を支えに、足指をしっかり動かしながら足裏全体で地面を捉えて歩いていました。５本の足指をしっかり使う歩き方こそが、身体を正しく整えます。履くと、自然に足指をしっかり使った歩き方ができるようになる、それがWaraji Sandalsです」と話すのは店長の佐篠望さんです。

足裏が触れるフットベッドには、同社が開発した「AIR rubber」(エアラバー)と呼ばれるゴム材が使われています。AIR rubberには、クッション性と耐久性を兼ね備えた「クリーム」、軽くてさらさらした肌触りで水に強い「カステラ」、耐候性に優れ、もちもちした感触が気持ちいい「モチーズ」など種類があり、Waraji sandalsには、医療装具にも採用される歩行専用ラバーとして開発され、AIR rubberの中で最もプレミアムな素材「マシュマロ®」が使用されています。

「マシュマロ®」の特徴は、足が地面に着いた時の衝撃を吸収する低反発性、蹴り出す時に足裏を押し出す高反発性、この相反する２つの特性を併せ持っているところ。そのため、履いた瞬間、足裏を包み込むような心地良さがあります。それでいて柔らかすぎず、歩いている最中は常に足裏にぴったり密着することで、5本の足指と足裏全体を使った歩行を促し ます。 「履いているうち、フットベッドの表面に自分の足の形が徐々に現れてきます。足とサンダ ルが一体化する感覚です」と佐篠さん。指の形が現れたら、指を使って歩行できている証拠だそうです。

廉価版や室内用など多彩なラインアップ

マシュマロ®は医療用インソールにも使われる高級素材なので、使用した商品はどうしても高価になってしまいます。そこで、同社は感触が似ている廉価版を開発。また、室内でもWaraji sandalsを履いて、足指を使って歩きたいという人のため、室内用に改良したROOM Warajiや、スリッパタイプのROOM sandalも取り扱っています。

「足の指や足裏全体を使って歩く感覚を、ぜひショップで試していただきたいと思います」 と佐篠さん。ファッション性と機能性を兼ね備えたサンダルでまちやレジャーに繰り出し、 歩くことで健康な体をつくりましょう。