Leaf&Moon TAKARAZUKAの5重ガーゼハンカチ
宝塚市在住のハンドメイド作家、大場まり子さんが作る「Leaf&Moon TAKARAZUKA」ブランドのハンカチは、ダブルガーゼ2枚と綿1枚の5重仕立て。優しい肌触りでアイロン不要、柄のバリエーションも豊富なハンカチは、大切な人へのプレゼントはもちろん、自分へのご褒美としてもおすすめです。
母の思いを込めたハンカチ柄
繊細なタッチで描かれた花々が美しいリバティ柄、鳥獣戯画や風神雷神などがモチーフの和柄、正統派のチェック柄やかわいい動物柄…。多種多彩な柄がそろうハンカチは、いずれも表は模様が施された綿、裏は無地のガーゼが使われています。「ガーゼが2重になったダブルガーゼ生地を2枚、綿の生地を1枚重ねているので『5重ガーゼハンカチ』と名付けました」と大場さん。「綿とガーゼ、表裏の色合わせが好きと言ってくださる人が多いです」と笑顔を見せます。
ハンドメイド作家として帽子やポーチ、バッグなどの作品を発表していた大場さんが「5重ガーゼハンカチ」を手がけるようになったのは約10年前。きっかけは幼稚園に通う息子のために縫ったハンカチでした。「とにかく手がかかる子で、朝もなかなか身支度ができなくて『ハンカチが大きすぎてズボンのポケットに入らない』と怒り出す始末。『それなら小さいのをお母さんが作るよ』となったのです」
肌触りや吸水性を考えて素材はガーゼに決定。ダブルガーゼを2枚縫い合わせたら柔らかすぎ、3枚に増やすと厚みが出すぎる結果に。そこで、ダブルガーゼ2枚に綿生地を1枚加えました。水通ししてから生地の縦糸の方向に沿ってアイロンをかけた3枚の生地をカットし、縫い合わせます。「ぐしゃぐしゃになっても縦横に引っ張ると元の正方形に戻ります。アイロンも必要ありません」
リバティ社の生地や播州織を採用
「いつも一緒にいるよ」という気持ちを込めて子どもにお守り代わりに持たせていたハンカチは、幼稚園のお母さんたちの間で評判となり、「買いたい」と言う人も現れました。他の作品と一緒に手作り市で販売してみると、売れるのはハンカチばかり。「作るようになった経緯をSNSで発信したからか、『お守り代わりに子どもに持たせたい』という人が多くて感激しました」と、大場さんは当時を振り返ります。
その後、「大人用や男性用も作ってほしい」との声を受け、大人っぽい花柄や和柄など柄のバリエーションを増やし、サイズを少し大きめの23㎝四方に。生地の質も考慮し、綿は、シルクのようなつやがあり、しなやかで柔らかい英国リバティ社製のファブリックや、肌触りがさらっとしている播州織をセレクトしました。裏のダブルガーゼは、2年ほど前からオーガニックコットン100%のものを使用しています。
「肌触りが優しい」「よれないのでアイロンが不要」「洗っても型崩れしない」など、使いやすさが口コミで広がり、累計売り上げ枚数は約4,300枚に。今では百貨店にポップアップストアを出すまでになりました。「ハンドメイド作家の先輩方のアドバイスや買ってくださる方のおかげ。本当に周りの皆さんに助けられてきました」と大場さん。これからも、手にする人の笑顔を想像しながら、使い心地の良いハンカチを作り続けます。
Instagram:https://www.instagram.com/leafandmoontakarazuka
オンラインショップ:https://leafandmoon.base.shop