アトリエ 春茗茗の手作り石鹸
神戸・三宮に教室を構える「アトリエ 春茗茗(はなな)」では、肌に優しい天然素材を使って自分だけの香りやデザインのオリジナル石鹸(せっけん)を作ることができます。身も心も潤う一品を手がけてみませんか。
アレルギー肌にも優しい素材を使用
講師の橘智美さんが石鹸作りを始めたのは、20年ほど前。高齢で体の自由が利かなくなった祖父のリハビリの一環で一緒に楽しんでいたといいます。その後、神戸市内のカルチャースクールから打診を受けて教室を開講、2015(平成27)年に現在のアトリエをオープンしました。
オープンの2年ほど前に東京で石鹸ブランド「Mauna Lani」を展開する三嶋幸子さんと出会い、受講して「Water Discount Cold Process®」という独自の製法を習得。以降はこの製法による石鹸の魅力を神戸で伝え続けています。「主人がアトピー性皮膚炎だったのですが、三嶋先生の石鹸のおかげで肌の調子が良くなりました。溶け崩れしない点も魅力です」と橘さんは話します。
レッスンが行われるのは、小さなビルの一室。1回の定員は最大3人で橘さんが付きっきりで指導してくれるので、初心者も安心です。主な材料は、オイル、水、苛性ソーダ。オイルの種類によって使い心地が少しずつ異なり、オーガニックのココナッツオイルやヒマワリ油などにフランキンセンスやカモミールといったハーブを漬け込んだものを使用します。そこに50種ほどある植物の精油から好みでいくつか選び、香りをプラス。「甘い感じからスパイシーなものまで、好みでいろいろな組み合わせを試していただけたら」
その日の気分で香りとデザインを楽しむ
調合したオイルは、ハワイの天然水で溶かした苛性ソーダ水と合わせ、型へ流し込みます。生地に色付けすることもでき、鉱物や炭を基にした天然素材の色粉約50種から好きな色を用いて、竹ぐしやへらなどで模様を描いていきます。「動かし方によって模様が変わっていきます。何気なく描いたものが思いがけず素敵なデザインになることもありますよ」
レッスンは2時間~2時間半で終了。型から取り出し1カ月ほど寝かせたものが自宅に届きます(直接引き取りも可能)。石鹸の状態が安定するまで、さらに1、2カ月置けば完成です。「教室では忙しい日常を忘れ、ゆったりと自分だけの唯一無二の石鹸作りに没頭していただけたら」と橘さん。
仕上がったものは、一つ一つ模様の見え方もさまざま。自宅用としてははもちろん、プレゼントにも喜ばれそうです。
神戸市中央区磯上通8-1-1 テッケンビル4F
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