薬膳で健康に①(薬膳dining彩-sai-)

中国の伝統医学「中医学」を基にした食事「薬膳」。お正月に食べ過ぎて疲れが残る胃に優しく染み渡る薬膳を提供する店を紹介します。

デザートまで盛りだくさんのランチコース

山陽「滝の茶屋」駅前に2024(令和6)年にオープンした「薬膳dining彩-sai-」。オーナーの森本優子さんは、かつて保育園で調理師として働いていた時に薬膳に興味を持ちました。国際中医薬膳師の資格を取得し薬膳教室を始めますが、「自宅では作る時間がない」という受講生が多かったことから、いつでも気軽に薬膳が味わえる同店を立ち上げました。

看板メニューは「彩ランチ」(2,980円)。果汁を加えた糀(こうじ)の甘酒、「ビーツのポテトサラダ」「春菊の黒ごま和え」といった彩り豊かな日替わりの前菜10種、肉や魚のメイン料理、茶わん蒸し、味噌汁、古代米入りご飯に、デザート3種と薬膳紅茶の「デザートセット」が付いたコースです(1月末までは料理のみ1,980円、デザートは別途520円で提供)。メイン料理は「薬膳スパイスカレー」に変えることもできます。

「夏は熱を冷ますもの、冬は体温を上げるものなど季節に合わせて食材を選ぶのはもちろん、ディナーではお客さまの体調を伺い、例えば気を張っている人にはシュンギクなどの心が休まる食材を使うというように、その方に合わせて献立を組み立てています」。さらに、予約をすれば、離乳食も提供可能だそうです。

夕方からは総菜の販売もあり、「希望する人にはレシピをお教えするので、余裕がある時には自宅でも薬膳を取り入れてもらえたら」と森本さん。体を整えたい時の“駆け込み寺”として、これからも人々の健康を支えます。

「彩ランチ」。この日のメインは「塩糀豚のきのこあんかけ」。野菜は神戸市内の農家から仕入れた旬のものを中心に使っています。
この日のデザートは「シュトーレン」「コーヒーゼリー」「くるみきな粉」。
前菜などに使われている自家製の「薬膳ソース」。ビーツ、黒豆、春菊など全5種、各1,500円。
薬膳dining彩-sai-
神戸市垂水区城が山1-2-16 フルーレ滝の茶屋1F
TEL:080-6247-2053
営業時間:ランチ1部11:00~、2部13:00~、総菜販売17:00~、ディナー18:30~21:30(要予約)
定休日:不定休
席数:テーブル8席
アクセス:山陽「滝の茶屋」駅から徒歩すぐ
Instagram:https://www.instagram.com/yakuzen_dining_sai/
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