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絶景が見られる神社

参拝してご利益を授かるだけでなく、境内からの唯一無二の景色という眼福にもあずかりませんか。神戸の街を見下ろせる保久良神社と、美しい海と淡路島を望める舞子六神社を紹介します。

神戸の街並みと大阪湾を見晴らす眺望スポット(保久良神社)

神戸市東灘区の阪急「岡本」駅から住宅街を北東へ徒歩約15分で金鳥山の登山口に到着。そこから舗装された山道を15分ほど上ると、海抜185m地点にたたずむ保久良神社の鳥居が視界に入ってきます。

主祭神は実践や行動の神様である椎根津彦命(しいねつひこのみこと)。創建時期は定かではありませんが、平安時代に編さんされた延喜式には神社名と郷社である旨が記載されています。また、「磐座(いわくら)」といわれ古くからあがめられている巨石があることや、祭りに使用されたと考えられる弥生式土器などが出土したことから、古代は祭祀(さいし)の場であったと推測されています。静寂に包まれた境内でお参りを済ませて振り返ると、鳥居の向こうに一基の石灯籠(とうろう)、さらに港の風景が見えます。

「灘の一つ火」と呼ばれる石灯籠は、かつてはかがり火をたき、海上や陸上からの目印として活躍、今も夜になるとLEDライトが点灯します。傍らに立つと、眼下に広がる街並みや港に停泊する船など、神戸ならではの景色を一望できます。「六甲アイランドの向こうには大阪湾や泉州地域が広がり、晴天時には海と空の青さが際立ちます」と宮司の暮部優さんは話します。

元旦には初日の出を拝むために大勢の人が訪れるそう。大阪湾をオレンジ色に染め上げる初日の出は、見る人に希望や活力を与えてくれることでしょう。

保久良神社は神戸市が選定する「神戸らしい眺望景観50選」の「ビューポイント10選」の一つです。
参道から見た鳥居と石灯籠。
神社の西側には梅林があり、神戸・住吉周辺の眺望を楽しめます。テーブルや椅子が設置され、景色を見ながら一休みも。
保久良神社への登山道は2つあります。健康のため日常的に山に登る「毎日登山」が行われており、延べ1万回以上の登山者が多数います。
保久良神社
神戸市東灘区本山町北畑680
TEL:078-411-5135
アクセス:阪急「岡本」駅から徒歩約40分
マップ:https://maps.app.goo.gl/ZGii9G6W6FWRSuhr8

明石の海と淡路島を望む風光明媚な場所(舞子六神社)

山陽電鉄「西舞子」駅から徒歩すぐ、海のそばの住宅地に立つ「舞子六神社」は、御輿渡御(みこしとぎょ)で供えられた金幣の刻銘から、1689(元禄2)年には創建されていたことが確認されています。それ以前から、地元の漁師が生活や仕事の支えとなるよう、疫病除けの神様である素戔嗚尊(すさのおのみこと)や、月をつかさどる月夜見命(つくよみのみこと)など、6人の神様を祭ったという言い伝えが残ります。

主祭神は家内安全などのご利益があるとされる伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)です。「国生み神話に登場する二神がふるさとである淡路島を見られるようにと、遮るものが何もない、海と淡路島を間近に目にすることができる場所に祭られました」と宮司の的場崇さん。景観は現在も守り続けられています。

境内からは、鳥居の両柱の間に青い海と淡路島が収まる、ここでしか見られない光景に出合えます。神社を後に、海の方へ。少し歩くと、東側に壮大な明石海峡大橋が目に飛び込んできます。海岸沿いの防波堤に上がれば、舞子漁港、橋、淡路島が視界に収まります。ここは人気の撮影スポット。神社で授与されたご朱印やお守りと共に撮影するのも人気だそう。

神社の境内は地域住民の憩いや交流の場所として親しまれる一方、ここからの眺めを求めて遠方から訪れる人も多いといいます。神話とのつながりを感じられる、神秘的な景色を眺めに行きませんか。

拝殿からの風景。
鳥居越しに、防波堤の向こうに広がる海と淡路島を望むことができます。
防波堤に上がると、海、明石海峡大橋、淡路島の絶景が広がります。神社のご朱印には、明石海峡大橋のイラストが入ったものもあります。
近隣住民が日参することが多く、通勤途中に立ち寄る人もいるそうです。
舞子六神社
神戸市垂水区西舞子1-5-7
TEL:078-781-5584
アクセス:山陽電鉄「西舞子」駅から徒歩すぐ
マップ:https://maps.app.goo.gl/yZ5dq5gLYkcgt53C7
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