北欧アイテムと共に家族だんらんのひとときを(北欧雑貨と暮らしの道具lotta)

神戸・元町にある「北欧雑貨と暮らしの道具 lotta」は、北欧のビンテージ食器や雑貨を主に販売しています。棚にはアイボリーや深みのあるブルーなど落ち着いた色合いのプレートやカップを多数ディスプレーしており、「実際に手に取り、感触を確かめてみてください」と店主の金谷さん。店内の一画では、料理を盛り付けた時の雰囲気をイメージできるような映像を流しています。

今年の冬のおすすめは、デンマークで買い付けたイェンス・クイストゴーの作品。ベーシックなグレーから希少性の高いブラックまで、プレートやカップなどをラインアップしています。「1960年代から80年代にかけて作られたもので、シンプルかつ日本の和に通じるデザインは日常的に取り入れやすく、クリスマスの豪勢な料理にも合います」

クリスマスらしい商品も並びます。アラビア社が1978年から89年まで毎年製造したのが、クリスマスのフィンランドの様子を描いたプレートのシリーズ。年によって絵柄や色使いが異なり、生まれ年や好みの一枚を探すことも楽しみの一つです。クリスマスグッズに限らず、ガラスの食器をテーブルに置いてきらきらと光を反射させるだけでも、装飾として活躍してくれるそう。「キャンドルをともしたり、グラスでホットワインを飲んだり、いつもより豪華な器で食事をしたり。外出するだけでなく、自宅で家族と一緒にゆっくりと過ごしてみてください」

色鮮やかな雑貨を取り入れ元気に(メキシコ雑貨 mano)

神戸・三宮の生田神社から北へ5分ほど歩くと、オレンジ色の建物が目印の「メキシコ雑貨 mano」があります。壁面には十字架やハートをモチーフにした赤、緑、ピンクなど色鮮やかな壁飾りが並び、他にも聖母マリアのスタンドや陶製の骸骨の置物、刺繡が施されたクロス、ミラーなど、現地で仕入れた雑貨を中心に幅広く取り扱っています。

オーナーが開業したのは、メキシコ旅行がきっかけ。色使いやデザインが一つ一つ異なり、手作り特有の温かみを持つメキシコ雑貨に魅力を感じて販売を決めたそうです。買い付けは年に1、2回、現地で2、3週間かけて仕入れます。

「クリスマスにはブリキのオーナメントをいくつか組み合わせるとかわいいですよ。ツリーに飾ったり、ひもに通して壁につるしたりと、自宅の内装に合わせてアレンジしてみてください」。ブリキ製品で有名な街オアハカで仕入れた、1枚ずつ型を抜いてペイントした1点ものは、デザインだけでなく色の塗り具合の違いも楽しめます。サンタやツリー、ベルといったクリスマス感あふれるものもあれば、年中飾っておける天使なども販売。見ているだけでも楽しくなれるカラフルなメキシコ雑貨で、寒い季節に元気をプラスしましょう。

ビンテージ雑貨とクリスマスマーケットを楽しんで (マリアンジュ芦屋)

芦屋の閑静な住宅街にひっそりとたたずむ「マリアンジュ芦屋」。ヨーロッパのビンテージ雑貨をはじめとした国内外の品々が並び、ノスタルジックな雰囲気が漂います。インテリアコーディネーターの経歴を持ち、30年以上雑貨とも関わり続けるオーナーの木下佳世子さんが商品を厳選。「ビンテージの家具や小物は飽きがこず、ずっと使い続けられるところが魅力です。もったいなくて使えないような高価な品ではなく、比較的手頃な価格で暮らしに取り入れやすいアイテムを選んでいます」と木下さん。

クリスマスのグッズは毎年約1年かけてビンテージ品を集めています。年1回は仕入れに渡欧するものの、動ける範囲は限られるため質の良いビンテージ品に出合いにくいのが悩みの種でした。「1年ほど前にヨーロッパ在住の日本人バイヤーと知り合い、良品が手に入るようになりました」。現地から写真や動画を送ってもらい、選別しているそうです。

今年は米国のビンテージサンタ、ドイツの木製のビンテージ天使、チェコガラスのミニツリーなどを仕入れ、店内に少しずつ並び始めています。さらに、27日から12月23日まではクリスマスマーケットを開催。営業時間を19時まで延長し、イルミネーションを施した店先でもグッズを販売します。自分だけの一点ものを見つけに行きませんか。