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ジェラテリアのクリスマスケーキ

クリスマスケーキといえばスポンジケーキをベースにしたものが主流ですが、最近はジェラートタイプも増えつつあります。今年のクリスマスは気分を変えて、ジェラテリアの特製ケーキはいかが。

アレルギー28品目を代替したレシピ(Riccio d'oro)

ショップカードに大きく書かれた「-28gelato」の文字。神戸・三宮に2017(平成29)年にオープンした「Riccio d'oro」は、アレルギー食品28品目を除いたジェラートを提供しています。「オーナーが、アレルギーで食べられるおやつが限られていたわが子にジェラートを選ぶ喜びを知ってもらいたいと開業しました」と店長の影山亜衣さんは話します。

牛乳や生クリームをココナツミルクやライスミルクに置き換えるなどして試行錯誤の末に編み出したレシピは、一般的な材料で作るより格段に手間がかかるといいます。

クリスマスケーキは1段と2段があり、毎年影山さんがデザインを考えるそうです。今年の1段は、イタリア語で「花束」を意味する「MAZZO(マーゾ)」と命名。ココナツミルクをベースにした定番「ミルキッチョ」にチョコチップを混ぜ込んだ土台に、ラズベリーやカシスといったベリー尽くしの「4種のベリー」と和のテイストを取り入れた「玄米茶」を一面に敷き詰めた華やかなデコレーションが目を引きます。甘酸っぱいベリーと香ばしい玄米茶のコンビネーションが新鮮な一品。直径12㎝で3,996円(送料別)です。

一方の2段「ABETE(アビテ)」は、モミの木をイメージ。下段は一見普通のミルキッチョですが、カットすると玄米茶のマーブル模様が。上段は「4種のベリー」で、玄米茶とミルキッチョでデコレーションが施されています。底は直径12㎝、高さは7㎝、送料込みで5,400円。いずれも12月15日までホームページで予約を受け付けています。

「最近はアレルギーのある方だけでなくビーガンの方からの注文も増えています」と影山さん。体質や志向の垣根をできるだけ低くした、皆で一緒に楽しめるケーキです。

ベリーが散りばめられ、花状のジェラートが華やかな「MAZZO」。
玄米茶のジェラートが側面に垂れるようなデザインがユーモラスな「ABETE」。
フラワーロードの東の道にある路面店。営業日が少ないため、ケーキの予約はオンライン受け付けによる配送のみです。
リッチョドーロ
神戸市中央区八幡通4-1-12
TEL:078-891-8880
営業時間:13:00~18:30(L.O. 18:00)
営業日:土曜、日曜、祝休日
アクセス:地下鉄「三宮・花時計前」駅から徒歩約5分
HP:https://ricciodoro.shop/
マップ:https://maps.app.goo.gl/ZN6wPGJy6bKNUPaE7

オーガニックなど厳選した安全・安心なジェラート(Gelateria Rintocco)

宝塚・逆瀬川にある「Gelateria Rintocco」は、天然素材にこだわり3年前にオープン。材料はオーガニックから選び、通常のジェラート作りに付きものの乳化安定剤や合成添加物は一切使用していません。

ジェラートのベースとなる牛乳は、福岡県「白木牧場」から仕入れ。ホルスタイン種より搾乳量は少ないですが高品質なジャージー牛の生乳を低温殺菌しており、加熱処理なしでも安全に飲める「特別牛乳」として国から認証を受けています。オーナーの山口凛さんは「特別牛乳の指定を受けているのは全国に数カ所だけ。搾りたてのミルクの味わいが堪能できます」と胸を張ります。

クリスマスケーキは、毎年2種を展開しています。一つ目が直径12㎝のリング型をした「チョコレート」(2,980円)。マダガスカル産カカオマスを使ったビターチョコレートのジェラートの中に、キャラメルソースとキャラメルジェラートを閉じ込めています。ボトムにクッキーを敷き、トップにはホワイトチョコレートをのせ、チョコレートクッキーをトッピング。「チョコレートになる前のカカオマスを使うことで、カカオの風味がしっかり楽しめます」

二つ目は長さ12㎝のブッシュドノエル風の、イタリア語でイチゴを意味する「フラーゴラ」(3,390円)。熊本県にある「いとう農園」で有機栽培されたイチゴのジェラートとシャーベット、リコッタチーズのジェラート、練乳ミルクジェラートで包んでいます。「相性の良いイチゴとミルクの相乗効果を感じていただけたら」と山口さん。

予約は電話または店頭で11月24日から受け付け、12月23~25日の店頭受け取りのみ。すぐに完売する年もあるそうなので、お早めに。

マダガスカル産のカカオは、他の産地に比べフルーティーなのが特長です。
粒状のイチゴのシャーベットと雪の結晶をかたどったクッキーで飾り付け。
パティスリー、ジェラテリアを経て独立した山口さん。自身は無類のチョコレート好きだそう。
ジェラテリア リントッコ
宝塚市伊孑志3-15-49
TEL:0797-61-8305
営業時間:11:00~19:00
営業日:不定休
アクセス:阪急「逆瀬川」駅から徒歩約10分
Instagram:https://www.instagram.com/gelateria_rintocco/
マップ:https://maps.app.goo.gl/pU2mFBUFG6RgeXDo8

ジェラートコンクールで優勝した名店の味(GLASS)

2010(平成22)年に東京で開かれた「イタリアンジェラートコンクール」で優勝した神戸・南京町の「クラレット」。3年前に屋号を「GLASS」と変え、三宮の山手側でジェラートとワインのペアリングを楽しむ店として生まれ変わりました。

クリスマスケーキは、毎年2種を販売。「クッキー&クリームノエル」は、ほんのり苦みのあるココアクッキーを敷き詰めた土台に「クッキー&クリーム」のジェラートをのせ、2種のココアクッキーサンド、モミの木やトナカイなどのオーナメントで飾り付けています。

「クッキー&クリームは、スポンジケーキでは表現できないジェラートならではのもの。お子さんに人気が高く、ほぼ毎年売り切れます。クッキーのザクザクとした食感が楽しいですよ」とオーナーの大森麻里さんは話します。

もう一種は「フランボワーズノエル」。香ばしいグラハムクッキーの上にはラズベリーミルクのジェラート。グラハムクッキーサンドと大粒のラズベリーをトッピングしています。「ミルクジェラートはさっぱりと仕上げているので、ラズベリーの魅力を引き立てます」と大森さん。

コンクール優勝経験のあるジェラートショップの自信作は、シンプルながらも飽きのこない味わいで、毎年リピーターが多いというのも納得です。

いずれも直径12㎝。価格は店頭受け取りが4,968円、配送の場合は送料込みで5,940円(北海道、沖縄などを除く)。予約は電話かEメール、インスタグラムのDMで12月15日まで受け付け、店頭受け取りか配送を選べます。

2つの大きなクッキーサンドがインパクトのある「クッキー&クリームノエル」。
「フランボワーズノエル」。大粒の赤い果実がサンタクロースの帽子を思わせます。
淡いブルーの扉が目を引く外観。店内では、12年間フランスで暮らしていた店主おすすめのワインをジェラートと一緒に味わえます。
グラス
神戸市中央区中山手通3-2-2 トア山手ウイング棟1F
TEL:078-332-7232
営業時間:17:00~24:00(L.O. 23:30)
営業日:不定休
アクセス:地下鉄「県庁前」駅から徒歩約5分
HP:https://www.glassclaret.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/glassclaret/
Email:claretkobe@gmail.com
マップ:https://maps.app.goo.gl/LYRPHrpnUmTGZv5a6
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