新生・宝塚ホテルで夢のようなひとときを
女性だけで織り成す華やかな舞台が観客を魅了し続ける宝塚歌劇。その専用劇場である宝塚大劇場のオフィシャルホテルが「宝塚ホテル」です。創業90余年の老舗ホテルは、2020(令和2)年、大劇場の隣に移転リニューアル。旧ホテルのモダンなデザインを継承したエレガントでノーブルな空間は心を潤し、美意識を呼び起こしてくれます。
あちらこちらに残る旧ホテルの面影
ロビーに足を一歩踏み入れると、正面は赤いじゅうたん敷きの大階段。天井には豪華なシャンデリアがきらめき、宮殿のような瀟洒(しょうしゃ)なたたずまいに乙女心がくすぐられます。
阪神間モダニズムを代表する建築物だった旧ホテルの意匠を継承した空間は、新しさの中にも懐かしさを感じさせます。大階段もデザインはそのままに設置されました。「ロビーのシャンデリアや小磯良平画伯による緞帳(どんちょう)は、旧ホテルから持って来たもの。クラシックでエレガントな空間は、昔からのお客さまには懐かしく、若い方には新鮮に映るようです」と話すのは広報担当のスタッフ。階段に立って記念撮影をする人も多く、カメラに向ける表情は一様に輝いています。
宝塚歌劇の世界を満喫できる空間
新しいホテルは、宝塚大劇場のオフィシャルホテルならではのコンテンツがより充実しました。全客室で宝塚歌劇専用チャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」「TAKARAZUKA ON DEMAND」を無料視聴できるほか、ロビー2階には舞台衣装や小物が展示された常設ギャラリー「宝塚歌劇特集展示」も。半年に一度のペースで展示替えが行われ、現在は「Takarazuka Decoration!!」をテーマに、スパンコールがちりばめられたトップコンビの衣装や宝石が輝く王冠など、きらきらと光るものが集められています。
大劇場に隣接する立地を生かした「シアタービュー」の客室は、全200室のうち43部屋。そして、特筆すべきは宝塚歌劇の世界を満喫できる「レビュールーム」です。室内には、公演中の組に関連する写真や小道具、台本などが飾られ、関連書籍も並んでいます。照明がいくつも付いた女優ミラーや豪華なシャンデリアが特別感を演出し、窓を開ければ大劇場。「観劇された後にレビュールームに宿泊というお客さまが多いです」との言葉通り、ホテルのコンセプト「夢のつづき」を体感できる空間になっています。
美しいものに囲まれて自分磨き
美や憧れは心を潤し、人を元気にしてくれます。ホテルではいつもより少し着飾り、背筋を伸ばして凛と振る舞ってみたり、シャンデリアや調度品など美しいものに囲まれながらゆったりと自分磨きをしたり。日常を忘れて、ぜいたくな空間に身を置くのも、たまにはいいかもしれません。自分へのご褒美として、宝塚ホテルで夢のひとときを過ごしてみませんか。
宝塚市栄町1-1-33
TEL:0797-87-1151
営業時間:チェックイン14:00、チェックアウト11:00
定休日:なし
アクセス:阪急「宝塚」駅から徒歩約5分
HP:https://www.hankyu-hotel.com/hotel/hh/takarazukahotel/