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子育て中の頑張る女性を応援するホットサンド店

家事に、子育てに、仕事に。毎日頑張る女性たちに優しい店が昨年、尼崎にオープンしました。自身も2人の子どもを育てる山川真奈さんが営むホットサンド店「sandwich home」です。細やかな気配りでもてなし、働くママたちにエールを送ります。

無添加のパンと栄養価の高い食材を使用

山川さんは尼崎市生まれ。結婚を機に徳島に引っ越し2人の息子を出産しますが、2人とも難病が発覚。頼れる人もほとんどおらず、孤独を感じながら子どもの世話と家事に追われる日々でした。忙しさのあまり自らの食事はおろそかに。「子どもが入院して毎日コンビニの食事で済ませていた時、知り合いにいただいた手料理にすごく元気付けられて。私も料理で誰かの役に立てたらと考えるようになりました」
2020(令和2)年、夫の転勤で故郷の尼崎へ戻ったのを機に、自宅での開業を決意。1階を改装し、片手で手軽に食べることができるホットサンドの店を始めました。メニューは野菜や卵、チーズなど栄養価の高い食材をたっぷり挟んだ20種近くの豊富なラインアップ。無添加の食パンを使うなど、安全・安心にもこだわっています。

人気の「チーズとごぼうサラダ」(510円)と「りんごジュース」(300円)。

マ目線″を生かした店づくり

店内はフローリングで、入り口で靴を脱いで上がるスタイル。カウンターとソファ席のほか、子どもたちが遊べるスペースがあり、昼寝ができる大きなベッドも置かれています。「ママたちがおしゃべりする横で子どもたちが遊んだり、昼寝をしたり。親子でのんびり過ごせる居場所になっています」と山川さん。
また、時間のない人は予約を入れて持ち帰ることが多く、テイクアウト用には自転車に乗ったまま受け渡しができる〝サイクリングスルー″の窓口を設置。「急ぐ時は自転車から降りる間も惜しいはずなので」と自身の経験を生かしています。

ママたちがおしゃべりしている間、店の奥で楽しく遊ぶ子どもたち。
2人の息子をモデルにしたイラストが描かれたサイクリングスルーの窓口。

子ども食堂に入りづらい人のために

月に1~2回、通常営業の後に具だくさんの豚汁とおにぎりをほぼ材料費のみの価格で提供する「おにぎりの日」の取り組みも行っています。材料費程度のお金を払う形にすることで、「生活できるだけの収入があるのに無料では利用しづらい」という人も遠慮なく活用できます。「月に1度くらい夕食を作らなくて済む日があってもいい。その手助けになればうれしいです」

 現在は、シングルマザーとしてたくましく息子2人を育てる山川さん。今後は店を子育てに関する情報交換の場にもしていきたいと考えているそうです。「知らないお客さん同士も子どもを介して親しくなれるので、一人でも気軽に来てもらえたら」。子育てする女性に寄り添った店は口コミで評判を集め、忙しいママたちのささやかなくつろぎの場として定着しつつあります。

話しかけると気さくに答えてくれる山川さん。
サンドイッチ ホーム
尼崎市稲葉荘2-1-17
TEL:050-1462-7307
営業時間:9:30~15:00
定休日:土曜、日曜、祝休日(営業する日もあるのでInstagramを要確認)
席数:カウンター4席、ソファ席6席
アクセス:阪神バス「労災病院前」、尼崎市営バス「労災病院」から徒歩約5分
Instagram:https://www.instagram.com/sandwich_home2021/
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