- 日本最大級の馬頭観音像が立つ妙光院
- 勝利の神馬像が迎えてくれる神明八幡神社
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12月19日公開予定
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勝利の神馬像が迎えてくれる神明八幡神社
JR「西宮」駅の北、住宅街の一角に立つ神明八幡神社では、ご祭神にちなんだ馬の像に出合えます。ご朱印にも馬が登場する、午(うま)年にぜひ足を運びたいお宮です。
戦いの神にちなんで神馬像を建立
平安時代の806(大同元)年、京都の石清水(いわしみず)八幡宮から分霊され、少なくとも大同年間にはこの地域に祭られていたと伝わる神明八幡神社。当初は歩いて5分ほど南に位置する西福寺の隣に鎮座していましたが、近くを流れる川の付け替え工事のため1936(昭和11)年に現在地へ遷移。現在も旧敷地は飛び地として境内に含まれ、石碑などが残されています。
祭神は応神天皇。誉田別尊(ほんだわけのみこと)、八幡大神と同一神といわれ、武運の神様として知られています。第2次世界大戦中には市内外から出征した兵士の家族などが武運と必勝を願って参拝に訪れていたそう。大戦中の空襲で社殿はほぼ焼失しましたが、戦後再建され、現在に至ります。
鳥居をくぐって境内に入り拝殿に進むと、両脇を固める1対の狛犬と、その斜め後方に1体ずつ、今にも駆け出しそうな勇ましい姿の神馬像が迎えてくれます。「八幡大神は戦いの神様なので、そのつながりから馬を神馬として像にされたのだと思います。勝利を願って足をなでに来られる方もいるようです」と宮司の飯森隆光さんは話します。

趣向を凝らした多彩な授与品
馬はご朱印にも登場します。50種近くある多彩なラインアップのうち、馬のシルエットが印刷された「月替わり御朱印」や「レインボー御朱印」、大きな月と馬が描かれた「月と馬御朱印」などがあります。また、参拝時に撮影した境内の写真をメールで送れば、それを背景にしたオリジナルのご朱印を作ってもらえるので、神馬像を好きなアングルで撮影した写真を使って自分だけのご朱印にするのも一興です。
また、宮司が手作りする“一点もの”のお守りも人気。インド刺繍(ししゅう)が施された布地のお守り5色、豚革を使ったお守り5種に加え、今冬からはパワーストーン入りのお守り8種の授与も始まりました。「普段私は他の神社にいるので、ここの清掃などは地域の方がしてくださっています。その方々のためにも少しでも当神社のことを広めたく、授与品にも力を入れています。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいです」と飯森さん。
社務所は毎月1日の9時30分から10時ごろのみの開所のため、授与品の希望者は参拝後に神社のホームページから申し込みを。午年にふさわしいご朱印や手作りのぬくもりが感じられるお守りは、幸せに満ちた一年をもたらしてくれそうです。


西宮市神明町3-21
TEL:0798-66-8866
アクセス:JR「西宮」駅から徒歩約10分
HP:https://www.shinmeihachimanjinja.com/about-3
マップ:https://maps.app.goo.gl/tZzKTnSY2hVkkCBi6