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シー陶器を使った世界で一つのアクセサリー

シー陶器とは浜辺に打ち上げられた陶器の破片のこと。神戸市垂水区在住のハンドメイド作家、バートン佑衣さんが作る「Pfeiffer」ブランドのアクセサリーは、シー陶器と天然石の組み合わせ。二つとして同じ柄、形がないシー陶器を使ったピアスやネックレスは、一期一会の魅力にあふれています。

ロマンあふれるシー陶器に魅了されて

バートンさんがシー陶器に出合ったのは5年ほど前。第1子を妊娠中、自宅近くの須磨海岸を散歩するようになったのがきっかけでした。「歩いていると、いろいろな形の陶器のかけらが打ち上げられているんです。見た目のかわいさはもちろん、割れる前はどんな形をしていたのか、どこからどれくらいの時間をかけて流れて着いたのかなど、すごくロマンを感じて、拾い集めるようになりました」と話します。

拾ってきたシー陶器は、タイル代わりに自宅の玄関アプローチに埋め込んだり、手作り額縁の材料にしたりと再利用。その後、ピアスやネックレスなどのアクセサリーも作り始めました。

拾ってきたまま、金粉と合成樹脂を混ぜたもので縁を飾り、さまざまな色や形の天然石を組み合わせます。「いろいろ試すうちに『これだ』という瞬間があるので、それらをつなぎ合わせていきます」とバートンさん。シー陶器は同じ形のものがないため、その個性を生かし、ピアスやイヤリングはあえて左右のデザインを変えているそうです。

完成した作品は、「Pfeiffer」のアカウント名でフリーマーケットアプリに出品。次第に購入者が増え、リピーターから「新作が楽しみです」とコメントが届くようになりました。

シー陶器の中には漢字の一部が読み取れるものも。「イベントの記念品だったのかなとか、想像力をかき立てられます」

加工で模様がよみがえることも

3年ほど前、リピーターの一人から「広島県の宮島にある私の店に作品を置いてみませんか」と誘われたことを契機にアクセサリー作りを本格化。アカウント名をブランド名とし、宮島のカフェでの委託販売を始めました。以後、世界観が合う全国の雑貨店に「置いてもらえませんか」と声をかけ、今では神戸市兵庫区の「BAKU COT 湊川店」など7店で販売。2023(令和5)年にはオンラインショップも開店しました。

シー陶器を再利用している理由は、SDGsのためというよりも、シー陶器自体に魅力を感じるからだとか。加工することで淡くなっていた模様がよみがえることもあり、一期一会の出合いを楽しみながら創作しています。「これからもシー陶器の魅力を発信していきたい」とバートンさん。時を重ね、波にもまれて、個性的なアクセサリーに生まれ変わったシー陶器を身に着けてみませんか。

ピアス・イヤリングは3,000円~、ペンダントは4,000円~。一点物のため、商品によって価格は異なります。
ファイファー
Instagram:https://www.instagram.com/pfeiffer.yu/
オンラインショップ:https://pfeiffer.base.shop

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