グートンのオーダーメード羽毛布団
睡眠環境をトータルにサポートする株式会社グートンが運営する寝具専門店「グートン」は、 「羽毛ふとん専門工房」を設け、オーダーメードの羽毛布団を製造、販売しています。自分好みのサイズかつ暖かさの羽毛布団と出合えます。
サイズや羽毛量を調整し快適な睡眠環境を
1957(昭和32)年に尼崎市で創業した株式会社グートンは、オーダーメードの羽毛布団をはじめ、マットレス、ベッドフレーム、ムートン製品などを取り扱い、一人一人の睡眠にまつわる寝具の悩みの解決をサポートしています。店内には羽毛別、生地別に羽毛布団のサンプルがディスプレーされ、掛け心地や羽毛量の違いを確認できます。
羽毛布団のオーダーメードは、顧客の希望に合わせて作るために40年ほど前から開始。注文は店頭、電話、オンラインショップ等で受け付け、住居の環境、使用者の体質や身長などをヒアリングして羽毛の種類と量、布団の大きさなどを提案します。オーダーの基本は、厚みのある冬用、冬用より薄めの春秋用、最も薄い夏用の3パターン。さらに、暑がりの人は羽毛量を減らしたり、高身長の人は丈を長めにしたりと細かくオーダーできます。
布団生地は吸湿性と通気性の高い天然繊維の綿またはシルク100%。キルト縫製の中でも表地と裏地の間にマス目を仕切る布を取り付けた「立体キルト」製法を採用し、マス目の数にもこだわっています。シングルサイズで一般的な横4マスのタイプは、厚みを感じられる一方で体にフィットしにくいため、寝返りを打つと布団がずれやすく、また、中央部に縫い目がくることから、縫い目の隙間から熱が逃げてしまうデメリットがあります。「横を5マスにして仕上げています。マス目の数が多くなることでより体に沿いやすく、保温性が高くなります」と専務取締役の出口直次郎さんは話します。
オーダーのサイズに合わせて縫製された生地に、羽毛充填機で1マスずつ丁寧に羽毛を吹き込み、最後に差し込み口を縫い合わせると完成です。
高品質の羽毛はリフォームで何十年も使用可能
使用する羽毛は、世界各国の農場を訪問して品質を確認したものを直輸入しています。現在はマザーグースやホワイトグースをはじめ7種をラインアップ。おすすめはポーランド産のマザーグースダウンで、生後4~5年のグースの羽毛は大きくて保温性が高く、耐久性にも優れているそうです。羽毛は10gずつ筒に入れて展示しており、高品質なものほど羽毛が大きく、ボリューム感もあり、軽くて温かい布団になることが分かります。「布団が軽いほど体への負担は少ないですが、どのような睡眠の悩みを抱えているかが重要なため、しっかりヒアリングして予算も踏まえた上で提案しています」
店内には、羽毛布団を仕立て直すリフォームのコーナーも。羽毛診断士「ダウンプロフェッサー」の認定を受けたスタッフが布団の中の羽毛の状態を確認し、問題なければ洗浄に移ります。「質の良い羽毛は洗浄することで新品同様に戻ります。10年ごとに定期的に洗浄することで長く使えます」。洗浄しても回復が難しいと診断した場合は、買い替えの相談にも応じています。
寝つきが悪い、睡眠が浅いといった悩みが、自分に合った羽毛布団を使うことで解決するかもしれません。1日の3分の1の時間を費やす睡眠の環境を見直してみませんか。
尼崎市西長洲町2-29-4
TEL:0120-401-910
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜
アクセス:阪神「尼崎」駅から徒歩約15分
HP:https://www.goodon.co.jp/