Lecreativeのバッグ・シューズ
神戸生まれの「Lecreative」は、好みのパーツを組み合わせて理想の一品にカスタマイズできるバッグとシューズのブランドです。パーツを選べばその場ですぐに完成するのも魅力。バッグとポシェットといった同ブランドの“2個持ち”を楽しむこともできます。
選んだパーツがすぐに形になる舟形バッグ
神戸市長田区に事務所を構える株式会社HERCY‘S by herstorysが「Lecreative」を立ち上げたのは2013(平成25)年。母親と子どもがおそろいで履けるバレエシューズの企画からスタートしました。長田の靴メーカーが製造した基本のシューズにリボンやベルトをカスタマイズするもので、足圧を分散させる高反発のインソールを内蔵しているため履き心地も抜群です。
現在の主力商品であるセミオーダータイプの「パレットBAG」が生まれたのは、代表取締役を務める末田昌之さんの「世の中にないものを届けよう」という思いからでした。「バッグをオーダーメードすれば、商品が手元に届くのは通常なら1~2カ月後。すぐにその場で理想のものが出来上がったら喜ばれるのではないかと考えました」。スタッフで約1年間議論を重ね、本体とハンドル、装飾用パーツをカスタマイズして作るバッグをプロデュース。2017年に販売を開始しました。カスタムパーツはそれぞれ20~30種ほどそろい、組み合わせは無限大。2、3分で形になります。
できるだけ安く提供できるよう本体はシンプルな舟形に。素材は春~夏用はジャガード、秋~冬用はツイードなどを使用し、軽さも追求しています。サイズは、スマホと財布、ポーチなどが入る2S、長財布や500mlのペットボトルもゆったり入るM、A4サイズがしっかり入るLの他、顧客の要望を取り入れてMとLの中間の2Mも加えました。ハンドルは、サテンのリボンを巻き付けた「リボンハンドル」(S・M・L)と、きらきらと輝く「ジュエルハンドル」(S・M)の2種。装飾用パーツはリボンとパールがスタンバイしています。リボンには冬場はファーが付くことも。「『Lecreative』のバッグといえばリボン。女性はいくつになってもリボンが大好きですから」とスタッフの末田貴子さんは笑います。
顧客の声から新商品が誕生
パレットBAGは主に全国の百貨店でのポップアップショップで販売。「自分の好みのバッグがすぐに出来上がる」「いろいろな組み合わせを試すのが面白い」と評判を呼び、リピートする固定客も増えました。
そんな折、世の中はコロナ禍に突入。対面での販売機会を失い、「できることをやろう」とオリジナルのエコバッグをオンラインで販売しました。SNSで発信したところ、「エコバッグだけでなく、スマホと鍵を入れるポシェットも作ってほしい」との声が届き、早速商品化。その後、「ハンカチも入るとうれしい」「ポシェットと一緒に持つトートバッグも欲しい」というニーズに応え、横型のポシェットとトートバッグも開発しました。パレット BAGとポシェット、ポシェットとトートバッグといった“2個持ち”のコーディネートも自由自在です。
「季節やシーンによって持ち替えたり、古くなったら本体だけ取り替えたりと、楽しみ方はさまざま。ご希望のお客さまは組み立て体験もできます」と末田代表取締役は話します。
街のショーウインドーはすっかり秋色。デザイナー気分も味わえる「Lecreative」のバッグやシューズを、この秋冬のファッションアイテムの一つに加えませんか。
期間:9月18日(水)~24日(火)
場所:大丸神戸店1F