滑らかな口当たりのそばがきぜんざい

阪急「御影」駅の北側に広がる深田池のほとりに「蕎麦 ふくあかり」はあります。自家製粉の手打ちそばはもちろん、甘味用にひいたそば粉で作ったそばがきのぜんざいが人気を集めています。

特製のそば粉を使った生麩のようなそばがき

2009(平成21)年オープンの同店。在来種を中心に全国から仕入れたソバの実を自家製粉し、手打ちしたそばを提供しています。「在来種は地域ごとに独特の風味があります。それぞれの個性を生かすため、その日のソバの実の状態を見ながら、ひく度合いや加える水の量、ゆがく時間などを微妙に変えています」と話すのは、店主の田中輝さんです。

素材本来の持ち味がダイレクトに感じられるのは、そばがきも同様です。そばがきとは、そば粉を水で溶いて練り、塊状にしたもの。同店では、そばつゆや塩で食べる「手挽き蕎麦がき」(1,100円)と、丹波篠山産の大納言小豆を用いた自家製粒餡を合わせた「蕎麦がきぜんざい」(1,100円)を用意しています。「甘味用のそばがきは、殻などをできるだけ取り除いて中心のでんぷん質の割合を多くした特別なそば粉を使います。練り上げる際に空気を含ませ、滑らかな舌触りに仕上げています」

運ばれてきたぜんざいは、白餅と見間違うほどつややかなそばがきに、ふっくら大粒の粒餡がたっぷり。そばがきは、もっちりと弾力があり生麩のような口当たり。頰張ればソバの香りが立ち、小豆の風味を生かした粒餡との相性も抜群です。「ぜんざいを目当てに来店する方もいらっしゃいます」との田中さんの言葉通り、人気ぶりも納得の一杯。こだわりの十割そばと合わせて、在来種の個性あふれる風味を味わい尽くしましょう。

いったソバの実がトッピングされた「蕎麦がきぜんざい」。
甘味用のそばがき作り。約5分間、絶えず手を動かして練り上げます。
「山椒胡麻だれせいろ」(1,450円)。「ソバは熊本県の南阿蘇の在来種。いろいろな産地の味を知っていただきたいので、1日に2~3種提供しています」
カフェのようなしゃれた店内。水曜、金曜、土曜の15:00以降は、甘味やそば前も用意しています(天ぷらなど揚げものの提供は15:00まで)。
蕎麦 ふくあかり
神戸市東灘区御影山手1-4-20
TEL:078-767-0810
営業時間:11:30~20:00(L.O.19:30)〔日曜、火曜、木曜は15:00(L.O.14:30)まで〕
定休日:月曜
席数:テーブル9席、カウンター5席
アクセス:阪急「御影」駅から徒歩約5分
HP: http://fukuakari.s2.weblife.me/index.html
マップ:https://maps.app.goo.gl/h7QWHCGw3CNp5GgP9
 
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