- 逸品がそろう神戸新鮮市場の東山商店街
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逸品がそろう神戸新鮮市場の東山商店街
神戸市兵庫区、下町情緒あふれる湊川で4つの商店街と市場から成る「神戸新鮮市場」。そのうちの一つ「東山商店街」に昨年、商店街の店舗で購入した食材や総菜を持ち込めるユニークな焼き肉店が開店評判を呼んでいます。
食材や総菜が持ち込める焼き肉店
1918(大正7)年、湊川公設市場が開設されたのを機に買い物客が集まるようになった湊川エリア。戦後は同市場(後に「ミナイチ」に改称)、「マルシン市場」「東山商店街」「湊川商店街」と新たな市場や商店街が次々と生まれ、阪神・淡路大震災後は再開発により「ハートフルみなとがわ」もオープン、「神戸新鮮市場」としてにぎわいます。2019(平成31)年3月、施設の老朽化により「ミナイチ」が解散した後、商店街の中核を担うのが「東山商店街」で、生鮮食品や総菜、飲食、雑貨など約110の店舗が軒を連ねています。「ここ数年、店主の高齢化などで閉店した店がいくつもあり寂しくなりましたが、一方で居酒屋やカレーショップ、焼き豚専門店といった新しい店もできました」と同商店街振興組合理事長の松浦裕一さんは話します。
中でも特徴的なのが、昨年オープンした「神戸東山大衆焼肉 KenBow」です。焼き肉のセットを1皿以上注文すれば無料で、ドリンクのみでも1人1時間500円を払えば、同商店街の食材や総菜を自由に持ち込み味わうことができます。「商店街全体が少しでもにぎわえばと始めたスタイルです。予約の際に食べたいものを伝えてもらえば、こちらでおすすめの品を仕入れておくこともできますよ」と笑顔で話す女性店主。
店で用意されている焼肉セットも、肉は主に「伊賀乃屋」、野菜は「やさいのウエダ」など商店街の品が多くを占めています。



貝やさきいかなど専門店の逸品がそろう
焼き肉の追加食材としてよく持ち込まれるのが、ハマグリ。旬は2月~5月ですが、同商店街で50年近く貝を中心に扱う「七海水産」では、一年を通して入手可能です。他にも店頭には常時20種近くの貝が並び、近隣の飲食店の料理人など食のプロも仕入れに訪れるそう。店主の西村耕一さんは「神戸市中央卸売市場はもちろん、知り合いを通して姫路の坊勢島の商品も仕入れています。夏は北海道産のカキ『仙鳳趾』が特においしいですよ」と話します。
また、ビールのおつまみにぴったりなのが、「おかやん」の「サキイカ」(100g1,080円)です。約30年前に創業し、平日でも行列ができるようになったといいます。北海道・函館から甘いたれで味付けされた北海道産スルメイカを仕入れ、特注の鉄板で両面をこんがりと焼き、細く裂いて販売しています。「冷めてもおいしいですが、焼きたては別格。ぜひその場で味わって」と話す男性店主。お土産などに10袋以上まとめ買いする人も多いとか。この他、鮮魚店「活魚 隆盛」の刺し身や、豆腐店「藤本食品」の揚げ出し豆腐、鶏専門店「鳥京」の焼き鳥なども人気が高いそうです。
商店街を端から端まで歩けば、新鮮な食材や個性豊かな総菜が数えきれないほど並び、より取り見取り。気になる品を買い集め、自分だけのとっておきの“湊川フルコース”を満喫しませんか。



神戸市兵庫区東山町2-7-20
TEL:080-7125-4792
営業時間:11:30~22:00
定休日:木曜
席数:カウンター9席、テーブル4席、座敷10席
アクセス:地下鉄「湊川公園」駅または神戸電鉄「湊川」駅から徒歩約10分
マップ:https://maps.app.goo.gl/MjNxdqge8QNEQZzx5
神戸市兵庫区東山町1-1-10
TEL:078-531-3180
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜
アクセス:地下鉄「湊川公園」駅または神戸電鉄「湊川」駅から徒歩約5分
マップ:https://maps.app.goo.gl/CSXFsQBXfhqZVZ98A
神戸市兵庫区東山町2-7-19
TEL:078-531-3941
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜、火曜
アクセス:地下鉄「湊川公園」駅または神戸電鉄「湊川」駅から徒歩約10分
マップ:https://maps.app.goo.gl/t9FgdpUBVKhaGc5K7