アフタヌーンティーで優雅に②茶寮 楽書院

アフタヌーンティーは、スイーツや軽食と共にお茶を楽しむ英国発祥の食文化。ホテルのティーラウンジやカフェでは、それぞれに趣向を凝らして提供しています。とりわけ個性的な3店のメニューを紹介します。

日本庭園を眺めながら季節感あふれる品々を

尼崎市内に2023(令和5)年にオープンした「茶寮 楽書院」は、介護福祉施設付き高齢者向け住宅に併設された食事・甘味処。地元で生まれたオーナーが、まちの活性化になればと立ち上げました。「アフタヌーンティー」(6,930円)は1日20食限定(要予約)。「和食の料理人とパティシエが、季節感を大切に創り上げています」と店長の松尾英衣子さんは話します。

4月19日(土)から6月20日(金)までは「葵」と銘打ち、新緑の季節に合わせた品々を提供しています。まずは栗餡の和菓子を口に運び、すっきりとしたウェルカムドリンク「煎茶のトニック」で喉を潤してから、駿河竹細工とガラスの茶棚風ティースタンドに並ぶセイボリー6種とスイーツ8種へ。セイボリーは、うすい豆のムースやふきのテリーヌなどの緑に、サンドイッチのレッドキャベツやビーツの赤が華やぎを加えています。一方のスイーツも、抹茶やピスタチオを用いて新緑を表現しつつ、イチゴで彩りをプラス。団子や落雁といった和菓子とケーキやブラマンジェなどの洋菓子でバランス良く構成されています。飲み物は抹茶、日本茶、紅茶、コーヒーがあり、抹茶以外はお代わり自由です。

ガラス張りの窓には、姫路市の名園「好古園」を手がけた造園家による日本庭園が広がります。「四季折々で表情が変わります。アフタヌーンティーで表現した自然美と共にお楽しみいただけたら」と松尾さん。美しい庭園を眺めながら味わう趣向を凝らした季節のアフタヌーンティーは、極上のひと時をもたらしてくれます。

「葵」のアフタヌーンティー。セイボリーには小ぶりの丼や茶碗蒸しも付いています。
和モダンな雰囲気の店内。時を忘れてゆったりくつろぐことができます。
草木の緑と水が織り成す美しい風景に、心癒やされます。
茶寮 楽書院
尼崎市三反田町3-3-16
TEL:06-4950-5911
営業時間:11:00~18:00〈アフタヌーンティーは14:00~(L.O.16:00)、90分制〉
定休日:火曜、水曜
席数:カウンター11席、テーブル44席
アクセス:阪神バス「尾浜西口」下車徒歩約5分
HP: https://rakushoin.com/
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