- 野山や街に春を探しに出かけよう
- 春の訪れを感じる桜スイーツ
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3月21日公開予定
花をあしらい暮らしに春を
春の訪れを感じる桜スイーツ
桜を取り入れた季節限定のスイーツをテイクアウトして、一足早く春を感じませんか。製餡所や和菓子店、洋菓子店の趣向を凝らした品々を紹介します。
桜餡が香る出来たての「桜おはぎ」(株式会社池田製餡所)
こし餡や粒餡をはじめ多彩な餡を手がける株式会社池田製餡所は、神戸市西区にある製造工場に直売店を併設し、出来たての餡を使った和菓子を販売しています。おはぎは12年前に4種を発売し、10年ほど前からは期間限定品も加わりました。中でも、春限定の「桜おはぎ」(160円)は一番人気だそうです。
「桜おはぎ」の特長は、なんといっても桜餡。皮を取り除いた白インゲン豆に砂糖と水を加えて作る白餡に、塩漬けにした国産の桜の葉を一枚ずつ細かく刻んで練り込み、さらにピンクに色付けています。「桜の葉は自社で刻み、断面からしっかりと風味が出るようにしています。香りの良さも楽しんでもらえれば」と代表取締役の池田直史さんは話します。中のもち米は地元農家が育てたものを使用。塩を利かせることで桜餡の甘さをより引き立てています。出来上がったもち米を冷ましてから餡で包み、丁寧に成形します。
一度に2、3個はぺろりといただけそうなかわいらしいサイズ感です。毎朝作りたてが店頭に並ぶ、甘じょっぱい「桜おはぎ」を味わってみませんか。

神戸市西区櫨谷町松本 584
TEL:078-991-0157
営業時間:9:30~16:00
定休日:日曜
アクセス:神姫バス「松本」下車すぐ
マップ:https://maps.app.goo.gl/pqqjFMnNuGzSRwLd9
村雨生地で桜餡を巻いた「桜村雨たると」(Smile-Yam すみれ家)
伊丹市鴻池の住宅街にたたずむ和菓子店「Smile-Yam すみれ家」には、毎年春になると、「桜村雨たると」(194円)が登場します。そぼろ状の生地を雨に見立てた村雨生地と、香り豊かな桜餡の絶妙なハーモニーを楽しめる一品。同店の目の前にある遅咲きの八重桜が散る4月下旬まで店頭に並びます。
白餡と米粉を合わせて蒸した村雨生地で、こし餡に刻んだ桜の葉や花びらの塩漬けを混ぜた桜餡をたっぷりと巻き、桜花の塩漬けをトッピング。淡いピンク色で渦巻き模様のかわいらしいビジュアルが特長です。村雨生地を取り入れた新商品を考案する中で、春らしい一品が生まれました。「ほろほろとした生地の食感を楽しんでください。桜の花の塩漬けの塩味が、緑茶やほうじ茶と好相性です」と店主の喜田さんは話します。
「これを食べないと春が来ない」「春を感じるために毎年必ず買いに来る」と近隣の常連客から愛される一品です。

伊丹市鴻池5-2-11
TEL:072-772-0772
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜
アクセス:伊丹市営バス「鴻池」下車すぐ
マップ:https://maps.app.goo.gl/LoW6tKVxggDpjeF66
花びらを閉じ込めた2層仕立ての「桜プリン」(KARIN)
神戸市東灘区の六甲アイランドにある「ホテルプラザ神戸」のパティスリー「KARIN」は、「ラグジュアリーな宝石のようなケーキ」をコンセプトに、旬の素材を取り入れた商品をラインアップ。果実を使用したゼリーが宝石のような輝きを放つ「ジュエルプリン」のシリーズの一つ、「桜プリン」(800円)は、5月上旬まで販売されています。
ガラスの容器の中で桜の花びらが舞っているかような美しいビジュアルのプリン。マスカルポーネクリームと奄美諸島産サトウキビから作られた素焚糖(すだきとう)を使用したこく深いプリンは滑らかな舌触りと口溶けで、塩漬けした国産の桜の花びらをたっぷりと閉じ込めたゼリーを重ねています。スプーンを入れると、ゼリーの層から桜の優しい香りが広がります。「桜の花びらで春を表現しています」と信和ホテルズ株式会社広報課の濱田愛美さんは話します。 春限定のぜいたくなプリンは、自分へのごほうびはもちろん、大切な人への贈り物にもぴったりです。

神戸市東灘区向洋町中2-9-1 ホテルプラザ神戸3F
TEL:078-846-5409
営業時間:10:00~18:00(イートインは10:30から)
定休日:月曜、火曜(祝休日は営業)
アクセス:六甲ライナー「アイランドセンター」駅から徒歩約5分
マップ:https://maps.app.goo.gl/3jREvHQEW7XwssFw8