- カタルーニャ文化を体験できる「いたみサン・ジョルディの日」
-
4月11日公開予定
カタルーニャ人がこよなく愛する料理 -
4月18日公開予定
プレゼントしたくなる本が見つかる書店
カタルーニャ文化を体験できる「いたみサン・ジョルディの日」
伊丹市では4月に、本場のサン・ジョルディの日の過ごし方を体験できる「いたみサン・ジョルディの日」が開かれています。実行委員会の皆さんに見どころなどをお聞きしました
バラ・本・カタルーニャ地方の食に触れられる催し
日本ではあまりなじみのない「サン・ジョルディの日」は、スペイン・カタルーニャ地方の伝説に由来する行事です。昔、同地にすむドラゴンの怒りを鎮めるためいけにえに差し出された姫を、サン・ジョルディという騎士が助け、倒したドラゴンの血から咲いたバラを姫に手渡したそう。その後、彼の命日である4月23日に、男性から女性にはバラを、女性から男性には同日が著名な作家たちの命日でもあったことから本を贈るようになり、やがて男女問わず本や花をプレゼントし合う日になりました。
この文化を日本でも気軽に体験できたらと2023(令和5)年、伊丹市内でローカルメディアやさまざまな企画などを手がける株式会社echo fieldsのスタッフがイベントを発案。同社と市民数人で「いたみサン・ジョルディの日実行委員会」を結成し、第1回「いたみサン・ジョルディの日」が開かれました。同社代表取締役で実行委員会の委員長を務める鹿嶋孝子さんは「本が好きな方は書店や図書館のイベントなどでご存じかもしれませんが、一般にはなじみが薄くもっと知ってもらいたいと思って始めました」と振り返ります。
会場は、阪急「伊丹」駅の東にある三軒寺前広場。本場に倣ってバラや本をプレゼントできるよう近隣のフラワーショップや古書店、カタルーニャ地方の料理やワインを提供するスペイン料理店などに声をかけ、約10ブースが出展したほか、茨城県のスペイン菓子専門店からもカタルーニャ地方の伝統的な焼き菓子「パナジェッツ」を取り寄せ販売しました。
「ブラインドブックス」で見知らぬ誰かともつながれる
イベントのユニークな試みが、見知らぬ者同士が本を贈り合う「ブラインドブックス」(300円)です。自宅にある本を1冊持参し、中が見えないようラッピングを施した上で、包み紙にその本に関するキーワードを書いて会場に展示。代わりに他の人たちが持ち寄った本から1冊を持ち帰ります。本を持って来なくても500円で1冊購入することが可能で、包み紙のキーワードを頼りに、どんな本か想像しながら選ぶ楽しみがあります。「1冊の本を通して知らない誰かとつながることができます。普段自分では手に取らない本と出合い、新しい世界が広がるかもしれません」と鹿嶋さんは魅力を話します。
3回目となる今年は4月20日(日)、例年通り三軒寺前広場で行われるほか、26日(土)には伊丹市立伊丹スポーツセンター前の広場で、20日のブースに加え、地元のカフェやベーカリーが出展する「みどりとオープンスペース 野球場 feat. いたみサン・ジョルディの日」も開催されます。「青々と芝生が広がるオープンスペースで、のんびりくつろぎながら“カタルーニャ気分”を味わったり、地元のおいしいもので満たされたり、思い思いの時間を過ごしてもらえたら」と鹿嶋さん。カタルーニャのしゃれた文化が、遠く離れた伊丹の地で少しずつ浸透しつつあります。



日時:4月20日(日)10:00~16:00、26日(土)10:00~16:00
場所:20日(日)は三軒寺前広場(伊丹市中央2-9-29)、26日(土)は伊丹市立伊丹スポーツセンター(伊丹市鴻池1-1-1)
HP:https://itami-santjordi.com/