素材にこだわった着心地の良い服で心も豊かに

芦屋の山手、宮川けやき通り沿いに立つ同店は、アパレル業界で経験を積んだオーナーの小椋奈央さんが5年前にオープンしました。店内に入ると、オリジナルを中心とした洋服や作家ものの雑貨が並びます。「手頃なファストファッションもいいけれど、質の良い物は長く使えるし、身に着けていると心も豊かになります。そういう心地良い暮らしを提案できればと立ち上げました」と小椋さんは話します。

洋服はほぼ毎月、新作をリリース。「次のシーズンも着られるよう、デザインは流行を追いすぎないようにしつつ、袖口や首回りなどのあしらいで個性を表現しています」と小椋さん。

この夏のイチオシは、多様なコーディネートが可能な「フロントタックバルーンスリーブブラウス」と「カラースキームトラウザー」。上下でセットアップにするのはもちろん、ブラウスには手持ちのパンツやスカート、トラウザーにはショート丈のTシャツを合わせて、きれいめからカジュアルまで幅広く楽しめます。「レーヨン100％なので汗をかいてもさらっとして快適です」。もう一点、幅広い年齢層から支持されているのが、「バックネックギャザーワンピース」です。布をたっぷり使ったゆったりとしたデザインで涼しく、体形を気にせず着られると好評だそう。「リネン100％で肌触りが良く、若い方はもちろん、ご年配のお客さまも着てくださっています」

今春には、キッズブランド「ORANGE BUTTER」も誕生。北播磨の地場産業、播州織の高品質なシャツを展開しています。「家族で出かける特別な日などに着ていただき、思い出に残る一着になれば」と小椋さん。大人も子どもも、上質な一着をまとって過ごす一日は、それだけで“ごきげん”になれそうです。