隠れ家で忘年会②鮨ラウンジ しょう菜

11月も後半となり、忘年会のシーズンが近づいてきました。今年はいつもと違った雰囲気で楽しみたい-。そんな人におすすめの、下町の民家やラウンジで営業するユニークなお店を紹介します。

ラウンジで本格的なすしコースを味わう

JR「尼崎」駅の南口から西へ歩いて2分ほど、細い路地に「鮨ラウンジ しょう菜」はあります。重厚感のある木造りの扉を開ければ、ビロードのソファとローテーブルが並び、頭上にはカラオケが流れるモニター。すし店の面影はほとんどなく、そのたたずまいはラウンジそのものです。「最大26人まで座れます。移動することなく、同じ店で2次会ができますよ」と笑うのは、マスター兼すし職人の正木孝治さんです。

阪神「出屋敷」駅近くで10年ほどすし店を開いていたという正木さん。12年前、母親が実家のラウンジを畳んで引退すると聞き、店を受け継ぐことに。あえて内装はそのままに、カウンターの一部をすし用の一枚板に替えるにとどめました。「育った家でもありますので、ラウンジの雰囲気を残したかったのです」

昭和の香り漂う空間で味わえるのは、正木さんが長年の経験で目利きした素材を使った本格的なすしコース。一番人気は、先付け、造り5種、焼き物、煮物、にぎりずし7~8種が次々と出てくる「5,500円コース」です。手の込んだ海鮮料理の数々と店内の雰囲気とのギャップには驚かされますが、正木さんやママのさおりさんの優しい接客も手伝って、ゆっくりとくつろぐことができます。

「21時に店内の照明が少し暗くなって、BGMが歌謡曲からジャズに変わります」と正木さん。唯一無二の“鮨ラウンジ”、一度体験してみる価値ありです。

「5,500円コース」の造りとにぎりずし。「小鉢は、シャリにウニとイクラをのせたもの。握ってないけど、にぎりずしの一種です」
焼き物はかま焼き、煮物はあら炊きが定番。写真左上から時計回りに、「カンパチのかま焼き」「キンメダイのあら炊き」、先付けの「タラの白子ポン酢」。
右手奥がすしのカウンター。ラウンジのみの利用は3,500円(ドリンク代別、カラオケ・つまみ菓子付き)が必要になります。定休日も、10人以上の団体予約のみ受け付けています。
鮨ラウンジ しょう菜
尼崎市長洲西通1-1-9
TEL:06-6488-9133
営業時間:17:30~翌1:00(L.O.23:30)
定休日:日曜、月曜 
席数:すしカウンター5席、バーカウンター5席、テーブル16席
アクセス:JR「尼崎」駅から徒歩すぐ
HP:https://shona-sushi.com/
マップ:https://maps.app.goo.gl/pttPLd7UVrtr9xsCA

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