神戸・阪神間のおせち&迎春グルメ①

秋も深まり、年末に向けておせちの予約が始まっています。神戸・阪神間の人気店が手がけるこだわりのおせちや迎春グルメを、過去の記事を一部改訂してお届けします。

自宅でいただく特別な日の駅弁(淡路屋)

創業120年の駅弁専門店「株式会社淡路屋」では、約30年前からおせちを提供しています。3年前にラインアップに加わったのが「駅弁おせち 卯兵衛」。駅弁で使用される経木折に入り、自宅で旅気分を楽しめます。

但馬牛、香住ガニの爪、丹波産黒豆など兵庫県の特産品を取り入れながら、伝統的なおせち料理に仕上げています。栗きんとんと黒豆は、看板商品「ひっぱりだこ飯」の壺を模した金色のおちょこに盛り付けるというユニークなポイントも見逃せません。「ふたを開けた時の驚きや喜びにつながればと考えました。彩りよく見える配置にも工夫しています」と営業部部長の勝川直樹さん。焼き物や煮物類は社内で家庭の味に近づけて調理し、味がよくなじむようできたてをすぐに真空冷却。駅弁で培ってきた保存のノウハウがしっかりと生かされています。

2人前の「駅弁おせち 卯兵衛」(1万3,000円)。予約は電話またはオンラインショップで12月25日(木)まで受け付け、31日(水)配送(時間指定不可)。
株式会社淡路屋
神戸市東灘区魚崎南町3-6-18
TEL:078- 431-1682
オンラインショップ:https://all.awajiya.co.jp/?pid=188605162

手作りのぬくもりが詰まったお重(amasora 自然派料理)

芦屋で手作りの弁当や総菜、スイーツを販売する「amasora 自然派料理」。洋菓子店「ダニエル」でパティシエとして修業を積んだオーナーシェフの池尻彩子さんが、旬を大切に生産者から直接仕入れた新鮮な食材を、発酵など自然の力を生かして調理しています。
おせちは、毎年数量限定で販売。「家族で集まる時間を大切にしてほしいので、ボリュームのある4~6人分の3段重を用意しています」と池尻さん。干支(えと)のイラストが描かれた重箱のふたを開けると、エビのうま煮、数の子、キンカンの甘露煮など気分が華やぐ彩り美しい料理から、黒豆や田作りといった定番料理まで約20品が詰まっています。とりわけ人気なのが黒豆の蜜煮。丹波産の大粒の黒豆に、北海道産の甜菜糖を加えじっくり黒豆のおいしさを引き出し、高知県産の完全天日塩で味を引き締めます。「元旦に一番おいしく食べられるよう作っています。味付けはこうじや厳選したしょうゆなどで最小限に抑えつつ、しっかりとうまみを感じていただけるよう意識しています」と池尻さん。食材や製法のこだわりが詰め込まれた高級おせちでリッチなお正月を満喫してみては。

昨年の「三段重」。今年は7万5,600円で販売。予約は電話または店頭で受け付けており、予定数に達し次第終了。12月31日(水)の13:00~17:00に店頭受け渡し。
重箱のふたには画家、松本尚さんの手描きの縁起絵が入ります。今年の絵柄は受取日までのお楽しみ。1年目から集め、毎年楽しみにしているファンもいるそうです。
アマソラ 自然派料理
芦屋市宮塚町15-5  三楽レジデンス1F
TEL:0797-61-8551
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜~木曜
アクセス:JR「芦屋」駅から徒歩約10分
HP:https://www.amasora.com/

家族みんなで囲みたいビストロのおせち(Bistroアッシュ)

閑静な学園都市の住宅街にたたずむ一軒家レストラン「Bistroアッシュ」の「お正月オードブル」は、明石タコのトマト煮込み「エビフライ、ポテトサラダといった大人も子どもも楽しめる17種前後のメニューで構成されたぜいたくな一皿です。神戸の有名ホテルで修業を積み、ふるさと淡路島のブランド牛、淡路ビーフや近海の新鮮な魚介を使ったカジュアルフレンチを提案するオーナーシェフの林充治さんが、「家族だんらんの席で食べてほしい」と腕を振るいます。

予約は電話で12月26日(金)まで受け付け、31日(水)の14時~16時に店頭受け渡し。

お正月オードブル「デラックス」(4~5人前1万8,000円)。※写真はイメージです。
淡路ビーフのサーロインを豪快にカットしたローストビーフ(5~10人前1万2,500円)も人気。
 
Bistro アッシュ
神戸市垂水区小束山手1-7-1
TEL:078-794-5891
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00)、17:30~22:00(L.O.20:30)
定休日:火曜(祝休日の場合は営業)
アクセス:地下鉄「学園都市」駅から徒歩約20分

縁起物を取り入れた本格中華(中華酒膳 聖龍)

神戸・垂水にある「中華酒膳 聖龍」は、日本に四川料理を広めた料理人、陳健民さんのレシピによる麻婆豆腐をはじめ、熟練の技が求められる飾り切りやクルミの飴炊きなどを提供する本格中華料理店。店主の江東聖剛さんは、陳さんが立ち上げた「四川飯店」の各店舗で修業し、新神戸オリエンタルホテルの中華料理店を経て、1999(平成11)年に独立しました。

全長15~20㎝ほどの特大の伊勢エビが存在感を放つおせちは、大きな円形容器に詰められた約5人前。クラゲ、ごま団子、カニ爪、栗の金木犀漬け、数の子、鳥の燻製など約20品がぎっしりと詰め込まれています。中国の縁起物の桃餅も入り、毎年少しずつメニューに変化も。味が濃すぎることなくあっさりとして食べやすいのも好評で、大みそかに受け取り、その日のうちに食べ切ってしまうというリピーターもいるのだそうです。

「おせち」(2万5,800円)。予約は電話または店頭で受け付けています。12月31日(水)10時~12時に店頭受け渡し。
中華酒膳 聖龍
神戸市垂水区日向2-5-24
TEL:078-708-3238
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30)、17:30~20:30(L.O.20:00)
定休日:月曜、火曜
席数:カウンター8席、テーブル12席
アクセス:JR「垂水」駅または山陽「山陽垂水」駅から徒歩約10分
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