冷酒を楽しむ①ななころびやおき

昼はもちろん、日が沈んでも暑さ冷めやらぬ夜は、きりっとした冷酒が特においしく感じられます。こだわりの品々をそろえた、日本酒バーを紹介します。

日本各地の珍しい銘柄を飲み比べ 

神戸・三宮の東門街、雑居ビルの4階に日本酒バー「ななころびやおき」はあります。元会社員の松尾大樹さんが、日本酒好きが高じて2019(令和元)年にオープンしました。常時約30種を扱い、松尾さんが市内10カ所近くの酒屋に毎週足を運び、飲んだことのないものを中心に全国各地の日本酒を仕入れています。「1週間に5~6種ずつ入れ替わっていくので、来るたびに新しいものに出合えるはずです」と松尾さん。

知らない銘柄を少しずつ飲んでみたいという人は、まず「3種飲み比べセット」を。1合1,100円以下のもの3種で1,100円、1,200円以上のものは3種1,500円で、55~60mlずつ試すことができます。「どれにしようか迷ったら、遠慮なく相談してください。辛口だけで微妙な違いを感じるのもいいですし、全く異なる3種に挑戦するのも一つですし、お好きな組み合わせでどうぞ」と松尾さんは話します。

おつまみは10種ほどあり、多くが手作り。「その時々の仕入れによってメニューは変わりますが、自家製の燻製(くんせい)をはじめ日本酒のおいしさが引き立つものを用意しています」。いろいろな種類を味わいたければ「おつまみ3種盛り」(800円)がおすすめ。500円以下のものを3種チョイスし、単品の半量ぐらいずつ盛り合わせてもらえます。

夜になっても暑さが残る中、一期一会の多彩な冷酒から好みの一本を探ってみませんか。

左から、兵庫県「山陽盃酒造」の完全受注生産品「播州一献 純米吟醸 夏のうすにごり」、佐賀県「東鶴酒造」の「東鶴 生もと造り生 あおあお」、新潟県「村祐酒造」の「村祐 夏の生酒」。おつまみは「新生姜のキムチ」「燻製のうずら醤油漬け」「燻りがっことクリームチーズ」の3種盛りと「だし巻き玉子」。
カウンターのみで女性の一人客も多いというアットホームな雰囲気の店内。チャージ料不要なのもうれしいポイント。
「カードゲームなどもいろいろ置いてあるので楽しんでいただけたら」と話す松尾さん。
ななころびやおき
神戸市中央区中山手通1-5-9 港都会館4F
Tel:070-4038-7752
営業時間:17:00~23:30(L.O.23:00、土曜は13:00~)
定休日:日曜(月曜が祝休日の場合は営業、月曜休)
席数:カウンター7席
アクセス:各線「三ノ宮」「三宮」「神戸三宮」駅から徒歩約5分
Instagram:https://www.instagram.com/7korobi8oki_dm/
マップ:https://maps.app.goo.gl/3RqTvJwtEhZTE5kZ7

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