とっておきテイクアウト3選②元祖ねり胡麻 どら焼 池田屋

アイテム数を絞り、こだわり抜いた商品だけを展開する専門店。焼き豚、どら焼き、豚まんと、それだけを目当てにわざわざ足を運ぶ価値がある逸品を紹介します。

皮にごまペーストを練り込んだ個性派どら焼き

JR「西宮」駅から南東へ徒歩約5分。住宅街に突如、「元祖ねり胡麻 どら焼」と書かれた黄色い看板が現れます。立派な門構えの一戸建ては、看板が出ていなければ店舗とは分かりません。まさに知る人ぞ知る、どら焼き専門店です。

オープンは2020(令和2)年。店主の池田潤一郎さんは長い間うどん店を経営していましたが体を壊し、負担の少ない仕事への転換を余儀なくされました。「子どもの頃よく買っていた、太鼓まんじゅう屋のおじさんのことをふと思い出して。子どもたちの記憶に残る味を作れたらと、どら焼き店を始めたんです」

他にはないものを作ろうと、皮の生地にいろいろな素材を合わせてみたところ、「ごまペーストが一番おいしかった」と池田さん。皮には白と黒の2種があり、白には白ごまペースト、黒には黒ごまペーストが練り込まれています。あんこは粒餡ときな粉餡の2種。「きな粉は栄養があるし、粒餡に混ぜたらこくが出たので、2種目のあんこに採用しました」。4パターンをベースに、皮にピーナツクリームを塗った「ピーナッツ味」や餡にカットバナナを加えた「バナナ味」など、多様な味がそろいます。

お小遣いでも買えるように値段は一律150円。「お客さんに喜んでもらえることが一番。商売は二の次です」と池田さん。子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、今日も、どこにもない“練りごまどら焼き”を作ります。

皮の生地には隠し味として白みそとマヨネーズを入れています。
左から時計回りに、白と黒の皮で挟んだ「白黒ごま味」、皮に梅ペーストを塗った「ハチミツ梅味」、「ピーナッツ味」、「バナナ味」。それぞれ粒餡ときな粉餡が選べます。
店先にはイートインスペースも。
元祖ねり胡麻 どら焼 池田屋
西宮市津門稲荷町3-11
TEL:090-1711-4355
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
アクセス:JR「西宮」駅から徒歩約5分
マップ:https://maps.app.goo.gl/C7onrmjbQTxHdEMm6

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