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暑さを忘れさせてくれるこだわりのかき氷

夏真っ盛り。外を少し歩いただけで汗だくになるこの時季は、かき氷が一番おいしく感じる季節です。素材や製法にこだわった、とっておきの一品を召し上がれ。

ご当地感あふれる「宝塚すみれこおり」

「かき氷は苦手だったんですよ。頭が痛くなるし、氷なのに高いし」と苦笑する「さくらもみじ宝塚」の店主、山根経一さん。7年前にお茶漬けと和のスイーツを提供するカフェとして宝塚にオープンしましたが、常連客から「かき氷もメニューに加えてほしい」と頼まれ、「どうせなら、かき氷が嫌いな自分がおいしいと思えるものを作ろう」と一念発起。有名店を食べ歩き、独自に研究を重ね、3年前からかき氷を看板商品に切り替えました。

メニューはイチゴや抹茶といった定番から旬のフルーツなどを取り入れた月替わりまで10品以上。とりわけ個性際立つのが、ご当地感あふれる「宝塚すみれこおり」(1,800円)です。宝塚歌劇のシンボルで宝塚市花でもあるスミレをイメージし、大粒のブルーベリーとカシスシロップで鮮やかな紫色に仕上げています。

純氷は常温で少し置いてから削ることでふわふわになり、頭が痛くなるのも防げるそう。また、味の偏りが出ないようシロップは氷に2層に分けて挟み、隠し味にミルクプリンをしのばせています。頂にはシロップとブルーベリーのコンポート、泡状のエスプーマホイップで覆い、金粉をあしらって完成です。生クリームのようなエスプーマと宝石を思わせるつややかな果実でデコレーションされたかき氷は、もはや“氷のケーキ”。「器に残ったシロップは、ジュースとして味わっていただけます」と山根さん。食べ始めから終わりまで計算し尽くされ、従来のかき氷の概念を覆してくれる究極のスイーツです。

まずはエスプーマホイップを食べ切ってから、氷を崩していきましょう。「器からこぼれるのを気にせず、豪快に召し上がってください」
テーブルには、“最後のお楽しみ”用のストローが置かれています。壁にはかき氷をおいしく食べるための極意の貼り紙も。
7月と8月はかき氷のみの提供ですが、それ以外の月には和食の料理人としてキャリアを積んだ店主自慢のだし茶漬けもいただけます。
さくらもみじ宝塚
宝塚市宮の町7-1 宝塚第三ハイツ102
TEL:0797-98-0998
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:水曜
席数:テーブル32席
アクセス:阪急「宝塚南口」駅から徒歩約10分

フルーツたっぷりの「食べるミックスジュース氷」

赤や黄、緑とカラフルなフルーツをまとい、器にうずたかく盛られた15㎝ほどの氷の山。夙川にあるイタリアンカフェ「究極のハンバーグと窯焼きピザ trinity&夙川桜庵」で夏季のみ提供している「食べるミックスジュース氷」(Sサイズ1,450円、Lサイズ1,780円)です。

オーナーの野田亮輔さんが7年前、スイーツと呼べるようなかき氷を作ろうとイタリア風フルーツポンチ「マチェドニア」をイメージしてレシピを考えました。まずは純氷を削って山を作り、旬のスイカやサクランボをはじめフルーツ6~7種をバランスよくのせ、最後にバナナをはじめとする黄色い果実や牛乳を合わせたミックスジュースを流しかけます。「フルーツそのものの味がしっかり感じられるよう、ミックスジュースは甘さを控えめにしています。いろいろなフルーツを使っているので食感の違いも楽しんでいただけたら」と野田さん。

他にも8月に提供される、カクテルのベリーニをノンアルコールで再現しシロップとして使った「桃のベリーニ」など、珍しいテイストを含めた約10種のかき氷に出合えます。サイズは2種あり、「Sサイズを複数オーダーして食べ比べる人もいますよ」とのこと。

カフェ利用は予約不可のため行列ができる日もありますが、ランチを予約し、料理の後にデザートとしてかき氷をオーダーすれば、並ばずいただくことができます。

暑さに負けそうになったら、フルーツたっぷりの氷でビタミンをチャージしませんか。

フルーツの種類はその時々で変わるそう。フレッシュなペパーミントをあしらい、清涼感をプラス。
イタリアの海を思わせる明るいブルーを基調とした店内。カウンター席もあり、一人でも気軽に入店できます。
店頭には、名物のピザとともに「食べるミックスジュース」のバナーが大きく掲げられています。昼下がりには行列ができることも。
究極のハンバーグと窯焼きピザ トリニティ&夙川桜庵
西宮市寿町2-35 KOWAビル1F
TEL:0798-61-1007
営業時間:11:00~21:00〔かき氷の提供は14:00~18:00(L.O.17:00)〕
定休日:月曜(祝休日の場合は翌平日)
席数:カウンター8席、テーブル24席
アクセス:阪急「夙川」駅から徒歩約10分

夏に味わうチョコレート「プレミアム ショコラ氷」

神戸・住吉にあるクラフトチョコレート専門店「Bean to bar chocolate NAGANO」。厳選したカカオ豆から製造するチョコレートの販売だけでなく、シェイク、ジェラート、ホットチョコレートなどを提供するカフェも併設しています。オーナーの長野亘孝さんは「バレンタイン以外の季節にも健康に良いカカオを摂取することで、もっとカカオの恵みを得られるように」と考え、日本で日常的にカカオを取り入れる文化を創ることを目指し、今春にカフェをスタート。「夏もチョコレートを楽しんでもらうために、かき氷を始めました」

初めて食べた「ビーントゥバー」のチョコレートのおいしさに衝撃を受け、論文や本でカカオ豆の勉強を始めた長野さん。カカオ豆の個性を生かすチョコレートの作り方がどこにも書かれていないことに気付くと、自ら研究に没頭していきました。

チョコレートの氷で作る「プレミアム ショコラ氷」(1,480円)は、かき氷とアイスクリームの中間のような食感で濃厚な味わいです。削り出す氷の厚さを変える工夫により口溶けや味の変化を楽しめ、半分ずつかかったイチゴと練乳の酸味とミルク感がチョコレートの味を引き出します。底にはチョコレートと好相性なコーヒーのゼリーを敷き、最後まで飽きることなく堪能できます。「3年以上費やしたカカオ豆の研究を土台に、調整を重ねて氷のレシピを完成させました。カカオ豆からこだわることで、自分の作りたい味を実現できています」

ベースのカカオ豆を決め、その味を引き立てるカカオ豆を少しずつ追加。発酵、焙煎(ばいせん)、粉砕などの過程を経て、クラフトチョコレートにします。その後、一度完成したチョコレートを熟成させ、独自の配合でかき氷に仕立てていきます。 カカオ豆からチョコレートになるまでに1週間ほど、氷になるにはさらに3週間ほどかかるといいます。研究の末に導き出された、カカオ豆の個性が光る唯一無二の氷菓子を食べてみませんか。

「プレミアム ショコラ氷」はハーブカカオティーと共に、チョコ尽くしで楽しむのもおすすめ。最初に食べると血糖値を上げにくくする効果があるという、カカオニブハニーが添えられています。
「プレミアム ショコラ氷」以外にも、「プレミアム 点てる濃抹茶の極上氷」「最高級焙じ茶氷」など、体に良い素材を使ったかき氷がラインアップ。「県内一の、日常に寄り添うチョコレート専門店を目指します」
男性も気軽に入りやすいよう、青を基調とした店内。「カカオ豆には、テオブロミンやカカオポリフェノールといったカカオでしか得られないうれしい効能が含まれており、高カカオチョコレートやカカオを食べれば自然に摂取できます。女性だけでなく男性にも日常的にお召し上がりいただきたいですね」
ビーン トゥ バー チョコレート ナガノ
神戸市東灘区住吉本町3-11-1
TEL:非公開
営業時間:11:00~17:00 (金曜~日曜は~18:00)
定休日:水曜、木曜
席数:テーブル7席
アクセス:JR「住吉」駅から徒歩約5分
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