甘辛個性派おせち①株式会社伍魚福
かつては和食一辺倒だった「おせち料理」。近年では洋風や中華などジャンルが多様化するとともに、料理の枠を超え、おつまみやスイーツといった多彩なおせちが登場しています。料理の後にいただきたい、甘党、辛党向けの“第2のおせち”を紹介します。
お酒にぴったりな和洋のおつまみ
お正月の楽しみの一つといえば、お酒。いつもよりちょっといい一本を用意し、一年の幕開けを祝う人も多いのではないでしょうか。そんな時には、合わせるおつまみにもこだわりたいところ。
神戸市長田区で1955(昭和30)年設立の老舗おつまみメーカー「株式会社伍魚福」では、2016(平成28)年から二段の重箱に豪華なおつまみが入った「珍極(ちんきわ)おせち二段重」(1万7,820円)を販売しています。
1段目に登場するのは、日本酒や焼酎に合わせたい和風のおつまみ。「味付け数の子」や「丹波の黒豆」「殻付き天然あわびのやわらか煮」などお正月ならではのオーソドックスな食材から「一夜干焼いか」「いかなごのくぎ煮」といった同社の看板商品まで、13品をラインアップしています。「今年は宮崎県産沖ボラの卵巣を使ったからすみを新たに加えてバージョンアップしています」と消費者通販・オンラインショップ担当の田中修二さんは話します。
続く2段目は、ワインなど洋酒に合う洋風オードブル。同社で人気の高い「クリームチーズ生ハム包み」をはじめ、「朝倉山椒入りひとくちパテカン」「にしんのスモーク」など肉や魚介を中心に、バランス良く13品が詰められています。「長年おつまみ一筋でやってきた伍魚福の魅力がぎゅっと凝縮されています。11月末までに弊社オンラインショップからご予約いただくと5%引きになります」と田中さん。どれからいただこうか迷ってしまうほどバラエティーに富み、ついお酒を飲みすぎてしまいそうな、魅惑のおせちです。