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静かな時間を過ごせるカフェ・喫茶店③日ごろ珈琲

秋に入ると日差しもやわらかくなり、街もどことなく憂いを帯び始めます。そんな季節にぴったりの、しっとりと静かな時間を楽しめるカフェや喫茶店を紹介します。

日常の中でほっと一息つける安らぎの場

神戸市灘区、阪急「六甲」駅から北東へ歩くこと約3分、「日ごろ珈琲」の小さな木製の看板が控えめに出迎えてくれます。2022(令和4)年、店主の吉田玲さんが夫婦で立ち上げた喫茶店です。「昔から喫茶店の、特に早起きしてモーニングを食べながらのんびり過ごす時間が好きで。自分たちもそんな場所をつくりたいと思って始めました」と吉岡さんは振り返ります。

店内はぬくもりが感じられる木製のテーブルと椅子で統一され、隣席との間隔に余裕をもたせたカウンター席、一人用のテーブル席、二人用のテーブル席が用意されています。

「小声での会話は差し支えありませんが、静かな空間を提供するため、おしゃべり目的のご来店やPC作業はご遠慮いただいています」と吉岡さん。訪れる人はほぼ一人客で、その7割近くが女性客だそう。

コーヒーは、吉岡さんが長年ファンだという神戸市中央区栄町通にある「VOICE of COFFEE」のスペシャルティコーヒーをセレクト。読書の時間に合う一杯をイメージして作られた中深煎(い)りの「オリジナルブレンド」と、シングルオリジンも3種ほど仕入れています。「豆の個性が最大限に引き出せるよう、それぞれひき目の細かさや分量、お湯の温度を変えているので、風味の違いを感じていただけたら」。モーニングは「フレンチトースト」をはじめ3種、スイーツは妻の花織さんの手製のケーキやクッキーなど5種ほどから選ぶことができます。

「帰り際に「今日はいい日だな」と思ってもらえるような店でありたい」と話す吉岡さん。

慌ただしい日々の中でほっと息をつける場所として、人々の日常にさりげなく寄り添います。

店の奥、壁のくぼんだ部分に設けられた一人席。自分だけの世界に浸ることができます。
ゆったりとしたカウンター席。見える範囲には物がほとんど置かれていない、すっきりとした空間が広がります。
「ケルン」のバゲットを使った「フレンチトースト」(680円)と「ブレンドコーヒー」(520円)。9時~11時のモーニングではセットで880円。
日ごろ珈琲
神戸市灘区宮山町2-4-4 五光マンション1F
TEL:078-600-9324
営業時間:9:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:日曜(土曜、祝休日は営業の場合あり、詳細はInstagram参照)
席数:カウンター3席、テーブル4席
アクセス:阪急「六甲」駅から徒歩すぐ
Instagram:https://www.instagram.com/higoro.coffee_rokko/
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