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スパイス料理で残暑を乗り切る②Ali’s Halal Kitchen

料理で刺激や香り、こくを加えるとともに、食欲増進やデトックス効果などが期待できるスパイス。暑さが厳しい国では、スパイスを利かせた料理が日常的に食べられています。スパイスの力を借りて酷暑で疲れた体を癒やしましょう。本場の味に触れられるお店のケバブ、ビリヤニ、スープを紹介します。

パキスタン料理店のマトンビリヤニ

神戸・北野のパールストリート沿いにある「Ali's Halal Kitchen」は、パキスタン料理の専門店です。扉を開けると、壁には深い緑色に月と星が描かれた国旗が貼られ、異国の空気に包まれます。同店は現地の有名ホテルや神戸のパキスタン料理店で修業したイリヤス・アリさんが2016(平成28)年にオープン。イスラム教徒が食べられるハラール認証食品のみを使い、カレー、肉が入ったシチュー「ハリーム」、軟らかい米の炊き込みご飯「プラオ」など本場の味を提供します。

ビリヤニはインドの高級米のバスマティライスとスパイスやハーブ、野菜や肉を一緒に炊き上げるインドやパキスタンの国民食です。とりわけ成羊のマトン肉で作る「マトンビリヤニ」は現地でよく食べられる基本的なビリヤニで、「マトン肉の臭みを抑えるためのメースをはじめ、カルダモン、シナモンなど8種以上のスパイスを使っています」とアリさん。

手順はまず、鍋にスパイスを少しずつ入れ、骨付きのマトン肉、タマネギ、ニンニク、ショウガ、塩、水を加えて、軟らかくなるまで2時間ほど煮込みます。次に、スパイスで味付けした米を鍋の一番下に敷き、米と肉を交互に5層ほどになるように入れて弱火で約20分かけて炊き上げます。それをプレートに盛り付け、サラダやチャイと一緒に出します。ゆでたジャガイモをのせるのは同店ならではのスタイルで、崩して全体を混ぜ合わせてからいただくのがおすすめです。

ほろほろと崩れる軟らかいマトン肉と、食欲をかき立てるスパイシーな味わいを堪能しませんか。辛いものが苦手な人は、辛さを調整してもらえるので安心です。

盛り付けをするアリさん。調理にはパキスタン製の鍋を使用しています。
「マトンビリヤニ」(1,650円)。米の緑色や黄色は本場と同じように食紅で着色しています。タンドリーチキンを入れた「チキンビリヤニ」(1,650円)もあります。
ハラールフードを求める人以外に日本人客も多く、テイクアウトも人気です。
アリズ ハラール キッチン
神戸市中央区中山手通1-20-14 大塚ビル1F
TEL:078-891-3322
営業時間:11: 00~15:00(土曜、日曜は10:00~)、17:30~22:00
定休日:不定休
席数:テーブル22席
アクセス:各線「三ノ宮」「三宮」「神戸三宮」駅から徒歩約10分
マップ:https://maps.app.goo.gl/QEVCvVJqLteYZ4ib9
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