進化する角打ち③酒Style-AzumaZuru
酒屋の一角で軽くお酒を楽しむ「角打ち」。昔は乾きものをつまみながら立ち飲みしていましたが、近年は椅子を置く店も増え、ちょっと手の込んだ酒肴を提供したり、特定のジャンルのお酒に特化したりと、様相が変わりつつあります。個性あふれる今どきの角打ち店を紹介します。
スタイリッシュな空間で限定酒を
2023(令和5)年11月、阪急西宮ガーデンズの別館・プラス館にオープンしたリカーショップ「酒Style-AzumaZuru」は、1992(平成4)年から西宮市浜町に店を構える「東鶴マーケットスクエア」の2号店。店内には日本酒、ワイン、ビール、ウイスキーと各種並び、スタイリッシュなバーカウンターで、多彩な酒肴と共に味わうことができます。
日本酒党に見逃せないのが、酒どころ灘五郷の西宮郷に蔵を構える老舗、白鷹株式会社が宮水で仕込んだ「白鷹 宮水の郷 飲み比べ」(800円)。10軒ほどの限られた特約店だけが扱う貴重な銘柄で、特別純米酒、無濾過生原酒、樽酒がセットになっています。「本店が白鷹さんのすぐそばにあり、昔から懇意にしてもらっています。昨年秋にここがオープンした時にはうちだけの限定酒を醸していただきました。ゴールデンウイークに向けても春らしい当店限定酒を準備してもらっています」と専務の民輪一稀さんは話します。
おつまみは、和洋織り交ぜ10種以上を用意。「クリームチーズ酒盗のせ」(450円)をはじめ、常連客のリクエストで誕生したメニューもあるそうです。
女性客が多い同店では、ワインも人気。日常使いできるリーズナブルなものから、フランスなどのワイナリーのこだわりの1本まで、赤、白、オレンジ、スパークリングやシャンパンなど、幅広いラインアップが魅力です。サラダとバゲットに、それぞれスパークリングワイン、シャンパンを合わせた「サラスパ」(990円)や「サラシャン」(1,400円)といったお得なセットメニューも見逃せません。「ソムリエもいるので、何を頼めばいいか分からないときは気軽に聞いてください」と民輪さん。
女性一人でも入りやすい、明るい店内。"駅チカ”でアクセス抜群、朝から飲むことができるので、仕事帰りはもちろん、少し時間が空いた時などにも重宝しそうな一軒です。
住所:西宮市高松町8-25 阪急西宮ガーデンズプラス館1F
電話番号:0798-85-5203
営業時間:10:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:なし
席数:10席
アクセス:阪急「西宮北口」駅から徒歩すぐ
マップ:https://maps.app.goo.gl/obNzc3RAekv3Gpob8