冷酒を楽しむ③日本酒屋 柿炭
昼はもちろん、日が沈んでも暑さ冷めやらぬ夜は、きりっとした冷酒が特においしく感じられます。こだわりの品々をそろえた、日本酒バーを紹介します。
品質勝負の一杯を最適な器で味わう
阪神「芦屋」駅から南東に歩いてすぐの場所にひっそりとある「日本酒屋 柿炭」。杉玉がデザインされたのれんをくぐれば、そこは椅子やカウンターに昭和の面影を残すバー。灘五郷の一つ、西宮郷で20年余り蔵人として酒造りに従事した店主の秋岡雄一さんが厳選した、全国各地の日本酒が常時10種ほど用意されています。「いわゆる“人気者”はありません。本当においしい、品質で勝負している酒蔵のものを選んでいます」
同店には秋岡さんが監修したオリジナルの「kakitan」も。酒米やこうじはもちろん、アルコール度数、日本酒度、酸度まで全て指定し、明石市の酒蔵に醸造を依頼しています。「目指すのは、香りと酸味が強すぎず、それでいて日本酒らしい日本酒」と秋岡さん。毎年少しずつ味わいを変えているそうです。
酒器にもこだわり、華やかな香りのものはグラスで、どっしりとうまみのあるものは陶器でといった具合に、それぞれの酒に合う素材の器で提供しています。おすすめの「白鹿純米樽酒」はヒノキの升で。「スギの樽で香り付けをしたお酒なので、より豊かに、清涼感のある木の香りが広がります」
日本酒を飲んで喜ぶ人の顔が見たくて店を始めた秋岡さん。「柿炭なら“本物”が飲めると思ってもらえたら」と話す表情からは、長年酒造りに携わってきた自負がうかがえます。
昭和レトロな日本酒バーで、珠玉の一杯との出合いを楽しむ夏。それもまた一興です。



日本酒屋 柿炭
芦屋市精道町6-3
TEL:090-9696-6674
営業時間:18:00~23:00
定休日:不定休
席数:カウンター8席
アクセス:阪神「芦屋」駅から徒歩すぐ
Instagram:https://www.instagram.com/kakitan__ashiya/?hl=ja
マップ:https://maps.app.goo.gl/gHtw8kUuFW4UDPvc9
芦屋市精道町6-3
TEL:090-9696-6674
営業時間:18:00~23:00
定休日:不定休
席数:カウンター8席
アクセス:阪神「芦屋」駅から徒歩すぐ
Instagram:https://www.instagram.com/kakitan__ashiya/?hl=ja
マップ:https://maps.app.goo.gl/gHtw8kUuFW4UDPvc9