冷酒を楽しむ②sasa seiran

昼はもちろん、日が沈んでも暑さ冷めやらぬ夜は、きりっとした冷酒が特においしく感じられます。こだわりの品々をそろえた、日本酒バーを紹介します。

プレミアムな銘柄を厳選のあてと共に

神戸・三宮の各駅から徒歩約5分。北野坂沿いのビルの2階にある「sasa seiran」は、元料理人の藤川厚さんが2016(平成28)年にオープン。オーセンティックバーのような落ち着いた空間は、大人の隠れ家という表現がぴったりです。

秋田県の「新政酒造」を中心に全国の地酒を扱っており、その数は少ない時で60種、通常80種はあるとか。「三宮で新政さんの酒を全種そろえているのはうちともう1軒だけ。江戸時代からの生酛(きもと)造りにこだわり、あまり量を造らないのでなかなかお目にかかれません」

中でも特別に上等なのが、定番生酒「No.6 」の最上級モデル「X-type」。フルーティーでありながら米の風味もしっかりと感じられる格調高い味わいです。「マイナス5度で管理しているため、グラスに注いだ直後は緩いシャーベット状です。上質な白ワインに近いので女性も飲みやすいと思いますよ」

岡山県産酒米「雄町」を100%使用しリンゴが素材の酵母で醸した、岡山県の「辻本店」の「御前酒」も、暑い季節にふさわしい爽やかな飲み口です。

あては、丹波ポークの焼き豚や奈良県の懐石料理店手作りのからすみを合わせて。いずれも藤川さん自身の舌で選んだ逸品です。

夏の夜、ちょっと背伸びをして、めったに飲むことのできないプレミアムな味を楽しんでみてはいかがですか。

左から「No.6 X-type」(3,830円)、「御前酒」(1,430円)。
手前左から「丹波ポーク焼き豚」(1,980円)、「本カラスミ」(1,320円)。奥の自家製「コールスローサラダ」(880円)は天かす入り。「天かすが入ると和のエッセンスが加わって、日本酒と合うんです」
「飲みたい味を伝えていただければ、ストライクゾーンに近いものをお出しします」と藤川さん。チャージ料は500円。
ササ セイラン
神戸市中央区中山手通1-8-19三浦ビル2F
TEL:078-332-6050
営業時間:19:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:月曜
席数:カウンター8席
アクセス:各線「三ノ宮」「三宮」「神戸三宮」駅から徒歩約5分
HP:https://r.goope.jp/sasaseiran0301/
マップ:https://maps.app.goo.gl/kujQoohLeX85LahS7
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